避けては通れない伝説の名作です。シリーズが進むごとにハイドライドは裏切りませんでした。1よりも2、2よりも3と。付属に音楽CDとハイドライドミュージアムなどがついていてこの価格とは泣かせます。
ハイドライドというと「カルマ」。モンスターにも善悪があり、おかまいなしに倒していると冒険に少なからず影響が出てきます。…なんというか現実の世界になぞらえてあるみたいで、プレイしながら考えさせられましたね。また3ともなると「時間」や「重さ」の概念がプラスされ、よりリアルに臨場感たっぷりの内容となりました。時間の流れ…記憶では当時の一般的ゲームには「昼」と「夜」の2つの時間というか明るさは存在していたのですが、このハイドライドには「夜明け・夕暮れ」という微妙な!ものまでも組み込まれてあり、すごく新鮮でした。フェアリーランドの大地を染めるあの色彩が印象的です。それからBGMがすごくよいです!例えばフェアリーランド(フィールド画面)のBGM。冒険を続ける若者を後押ししてくれているかのような雄大さ。モンスターが徘徊しているとは思えないくらい美しい曲です。
このゲームはただクリアするだけでなく感動するということを教えてくれました。プレイした人でしか味わえない感動のエンディング。パーティーを組むことなく1人の若者でプレイしていただけにシンクロ率も高いです。さぁ、ハイドライド未経験者はまだ見ぬ旅へ。そして経験者は思い出深いあの大地へ再び足を運びましょう!!
蘇るPC-8801伝説 永久保存版
9801, 6001/6601/8001 本に続く第3弾、8801本である。
ハードウェア開発者インタビューよりも、8bit パソコンのゲームの開発者へのインタビューが中心。製作者インタビューにも出てくるがハイドライド全3作も付録でついてくるのは太っ腹。でも、88の魅力を十分に伝えきれてない気がするのは「自分の過去の美化された記憶」のせいなのか。
また、V1 モードで起動すべきゲームを V2 モードで起動してしまったため、パレットが正しくないと思われる画面写真を数枚見つけてしまったりしたのは残念。
ハイドライドスペシャル
RPGといえばコマンド式の当時、自由なアクションが魅力だった作品。鮮やかな緑の草原、暗いダンジョン、サンドウォームが巣食う危険な砂漠・・。ファミコン・ハード故、今にしてみれば広くないのだろうけど、当時は無限のファンタジー世界を感じた。頑張ってちびちびと上がるレベルが、最高のごほうびだし、少しずつ“遠征”できる場所が増えていくのが楽しかった。「子供の内は、むしろこういう素朴な作品の方が、いいのでは」とか、思ってしまいます。
ハイドライド 1・2・3
昔MZ-2000でハイドライドシリーズをやってました。唯一ハイドライド3だけ移植されなくて泣きました。それが今カンタンにWindowsでできちゃいます!しかも1と3はアレンジモードあり。どちらかというと1のアレンジモードはあまりオススメではないけど、3はオリジナルバージョンがちょっと判りにくいだけにアレンジがオススメ。難解度は多分IIが一番高いと思います。でも解説書に結構ヒント書かれてます。それでも難しいらしいですが(笑)。ストーリーとしても1~3通しで繋がっているので、順番にやった方が感動できます。あと素晴らしいのが音楽。ハイドライド3の音楽は発売当時にも噂に聞いていたけど、FM音源のものも、アレンジのものも、どちらも最高です。さあアナタもT&Eソフト製のフェアリーランドへ(笑)