カヘチア奇蹟のポリフォニー
愛知万博でグルジアンポリフォニーの虜になりましたが、某専門サイトでも売切れ状態がずっと続いており、在庫があったこの商品を購入したのですが、現地スタジオ録音のためか、ライブ演奏の迫力を求めすぎなのか、違う合唱団だからか(万博に来たのはルスタヴィ合唱団)物足りない・・・ボイジャーに載せる音楽に選ばれて宇宙に行った曲(タイトル失念)も入ってなかったし・・・グルジアンポリフォニーの入門用には良いかもしれません。
華舞のつくるグルジアヨーグルト 1g*2本
ブルガリアヨーグルトのようなさっぱりした味と食感ですが、市販のヨーグルトよりもずっと美味しいです。種菌としては少々お高いですが、種継できるので、まあいいかなと思っています。カスピ海やケフィアが苦手だけど、ブルガリア系以外のヨーグルトを試したい人にはいいと思います。40℃24時間でゆるめにできますが、冷蔵庫に保存するとしっかり固まります。
シェフ・イン・ラブ [DVD]
二十世紀初頭、フランス人のパスカルはグルジアを放浪し、その地の食に魅せられる。やがてグルジアの貴族の娘セシリアと恋に落ち、パスカルは地元にレストランを開いて腰を落ち着けることに。満ち足りた生活を送る二人だったが、ロシア帝政を倒した赤軍がやがて押し寄せてくる…。
DVDのカバーデザインが華やいだ感じですし、タイトルもロマンチック・コメディ風ですから、その手の映画を期待して見ると驚かされると思います。私はアメリカ人の友人に詳細を伏せたまま勧められて、見ました。これはフランス語とグルジア語で綴られた悲劇だったのです。
また、料理の映画だと思って見るとちょっぴり期待はずれになるでしょう。パスカルを魅了したグルジア料理はほとんどクロース・アップ・ショットが出てこないので、少々食い足りないという思いが残ります。料理を見せる映画ではないといえばそれまでですが、メキシコ映画「Like Water for Chocolate」(ASIN: 6303153305)のように人間を描きながら料理を見せる作品もあるのですから、監督にはもう一工夫してもらいたかったところです。
共産主義革命軍の兵士たちが、労働者の解放という美名のもと、傍若無人ぶりを発揮していく。革命前にパスカルたちと関わったことのある人物たちが、革命の名を借りて見せる醜悪な態度は、少々一面的過ぎるかもしれませんが、事実スターリニズムの悲劇とはこういうものだったのでしょう。
その強大な力の前に、一料理人のパスカルやお嬢さんだったセシリアには抵抗のすべがないかのように見えます。しかし、この映画の最後でパスカルも、そしてセシリアも捨て身ともいえる行動で共産主義者たちに一矢報いることになります。それは見てのお楽しみ。
グルジア現代史 (ユーラシア・ブックレット)
学者・研究者というものは(東欧に限らず)、研究対象とする国への思い入れのあまり偏った見解を示す事が相対的に多いのだが、前田氏は非常にバランスある記述を心掛けているように感じられる。アブハジア、南オセチア紛争の概略も知れる。グルジアの政治面の沿革を知るには良い本だ。
「バラ革命」によるシュワルナゼ失脚の背景にあるのが、巷間で言われていたような、単なる「ソ連型政治への人々の批判精神と、民主化革命への希求」といった単純なシナリオではない事が見えてくる。実際、サアカシヴィリもそれなりに強権的であって、共闘していたニノ・ブルジャナゼが袂を分かつ結果を招来している。
ウクライナにはユリヤ・ティモシェンコが出て、グルジアにはニノ・ブルジャナゼが出ている。ロシアに対して対立も辞さないものの、対立一辺倒ではない実利中心の外交を志向するしたたかさを備えているのが両者に共通している。いずれも女性政治家であるところが興味深い。
ただし、「現代史」と銘打つ割には、政治史が中心であり、現代グルジアの文化面やグルジア正教会についての記述にはかなりの弱点が見受けられる(というより殆ど書いていない)。ユーラシア・ブックレットによる、グルジアを含むコーカサス関連分野の出版拡充を期待したい。
アイラブドナルドダック グルジア王の秘宝 【メガドライブ】
できが良かったディズニーシリーズの第二段。アラジンには及びませんがこれもなかなか良くできています。ミッキーよりキャラがデカクなったのがいいですね。