OVA『バカとテストと召喚獣 ~祭~』下巻 [Blu-ray]
上巻から引き続いてのんびりしたお話を楽しむことができます。
試験召喚獣戦争はバカテスならでは。あちこちに今までの話を見ていた人なら
クスリと思いだすような話が仕込まれています。暗い話題の多い昨今、アニメくらいは楽しい
ものをという感じですね。
バッハ:カンタータ全集(4)
現在進行中のバッハ・コレギウム・ジャパンによるカンタータ全集の第4巻。ヴァイマール時代のカンタータである199番「私の心は血の中を泳ぐ」、165番「おお、聖なる霊と水の洗いよ」、185番「永遠の愛の慈悲深き心よ」、163番「どの人にも、それぞれのものを」の4つが収録されている。ソリストは鈴木美登里(S)、柳沢亜紀(S)、太刀川昭(CT)、桜田亮(T)、シュテファン・シュレッケンベルガー(B)。
199番はソプラノのためのソロカンタータだが、鈴木は少女のような無垢な明るい歌声で、一途に喜びを歌い上げており、その歌唱には成熟された深みは望めないが、可憐で溌剌としており非常に清々しい。柳沢もまるで少年か少女かというような軽やかな歌声はどこまでも透明で、高音域に余裕が感じられるのが良い。しかし163番でのアルトとの二重唱ではさすがに高音が張り詰めており、その響きが気になる人もいるだろう。太刀川は陰りのあるしっとりとした歌声で、高音はつややかで伸びがある。音域で声質に違いが出ないので違和感なく聞ける。櫻田の華のある歌声は非常に鞭のようにしなやかで、高音域では更に輝きを増す。シュレッケンベルガーの穏やかな歌唱には、低音域の充実しているペーター・コーイのような迫力はないが、しみじみとした味わいがある。
合唱は終結コラールでしか現われないので、合唱の豊かな響きを楽しみたい人にとっては物足りないかもしれない。当盤は、それぞれのソリストを堪能するものだと考えたほうが良いが、ソリスト達はその期待に十分こたえてくれている。
高良健吾 海 鈴木心
高良健吾の名前を知ったのはつい最近でした。
気になって出演作を見てみると自分が見た映画が多く、いかに彼が映画人としての
存在の消し方が上手いかを改めて知りました。
「海」では高良健吾び等身大の一人の人間としての素顔を垣間みたように感じます。
モノクロでよけいなものがいっさい排除されたような潔い写真集だと思います。
ミーハーな気持ちではなく、写真と彼自身の生身の美しさに共感できる作品でした。
併せて、映画「軽蔑」もおすすめいたします。
軽蔑 ディレクターズ・カット [DVD]
バッハ:カンタータ全集 Vol.18
現在進行中のバッハ・コレギウム・ジャパンによるカンタータ全集の第18巻。ライプツィヒ時代の復活祭用カンタータである66番「喜べ、心よ。退け、痛みよ」、134番「おのがイエスの生きたもう、と知る心は」、67番「イエス・キリストを脳裡にとどめよ」の三つが収録されている。ソリストはロビン・ブレイズ(CT)、櫻田 亮(T)、ペーター・コーイ(B)。
出だしの66番冒頭合唱曲の華やかさに耳を奪われる。まるでクリスマス・オラトリオを彷彿とさせるような祝祭的で喜ばしい音楽だ。島田俊雄のトランペットが速いメロディにやや苦労している感じが伝わってくるが、扱いにくい時代楽器をここまで使いこなしているのは、特筆に価するのではないか。ブレイズの明るい歌声と楽しげに歌う様は、華やかな曲調にとても良く似合っている。櫻田の青年のような真っ直ぐな歌唱は、深みは足りないかもしれないが、純粋に喜びを表しているようで好感が持てる。ブレイズとの二重唱も軽やかでフレッシュな響きだ。
鈴木雅明の指揮は全体的にテンポが速いのはいつものとおりだが、通奏低音にチェンバロが加わっていることで、弾むようなリズムがより一層強調されているように感じられる。聴いているだけで楽しくなってくるような曲ばかりなので、バッハのカンタータ入門としてもお勧めの一枚だと思う。
心の砕ける音~運命の女~ [DVD]
今までの吉岡秀隆さんのイメージは壊さずそのままに、でもちょっぴり大人な雰囲気です。
私が見た中では初の不倫役なのでは?でもいやらしくなく、切ない演技で
吉岡秀隆さんファンならぜひ見てもらい映像です。ストーリーや構成などは
ちょっとツメの甘さを感じないわけでもないですが、私は吉岡さん目当てなので
許せます(笑)