帆船バウンティ号の反乱 (1982年)
『帆船バウンティ号の反乱』(ベンクト・ダニエルソン著、山崎昂一訳、朝日新聞社。出版元品切れだが、amazonで入手可能)は、1789年4月に南太平洋で起こったバウンティ号の反乱事件の事実を追究した本である。
この事件は何度か映画化されているのでご存じの向きが多いと思うが、その後の正に「バトル・ロワイヤル」ともいうべき、恐るべき結末は意外と知られていない。
バウンティ号を乗っ取った反乱派は、イギリス政府の追及の手を逃れるために、南海の孤島ピトケアン島に上陸し、船を焼却してしまう。南海の楽園建設を目指して上陸したメンバーは、白人男性9人、ポリネシア人の男性6人、女性12人、女児1人であった。白人男性がそれぞれポリネシア女性を妻に選び、残ったポリネシア女性をポリネシア男性が共有の配偶者とした。
間もなく白人男性の妻2人が死亡した時に、ポリネシア男性から妻を取り上げたために、ポリネシア男性の不満が一気に爆発する。以後、エゴイズムと相互不信が絡み合って、果てのない殺し合いが展開されることになる。
女性の不足のほかに、ポリネシア人はこの島で土地所有権を与えられていないという問題も横たわっていた。
結局、10年間に亘った流血と暴力沙汰の後で生き残ったのは、白人男性1人、ポリネシア女性9人、子供20人であった。
現在のピトケアン島民は最初の上陸者たちの子孫であるが、幸いなことに温和な人々であるという。
マイ・クルー・マイ・ドッグス
最初はコアで、だんだんとメロウになっています。
イイ意味で、土臭いストリートさが抜け切らないというべきでしょうか?全体的に安定していて、アルバムの曲全部がイイです。
この次に出したアルバムよりも、僕はこのアルバムのほうが好きです!
戦艦バウンティ号の叛乱 [DVD]
1787年、イギリスからタヒチへの船の長旅で、実際に起きた叛乱の物語。
船上からの目線で描かれ、船旅の過酷さを感じ、観るだけで船酔いしそう(良い意味で)。
それだけ、船や人物に焦点を当てている印象を受ける。
昔の映画だが、現在の類似の映画に比べ、立体感を感じるのはそのためだろうか?。
船長ブライの血の通わぬ厳罰主義的リーダーシップに、
船長補佐クリスチャンと船員達が耐えかね、叛乱が起こる。
現代の一般生活で考えれば、起きて当然だが、
時代,長旅,全員の意思疎通が欠かせぬ環境,海賊の脅威,船旅と楽園タヒチの暮らしの落差
という要素を考えると、ブライの厳しさは賞讃して良い。
たった一点、血の通ったものでなかったことを除いて。
しかし、船長といえども完璧な人間ではない。
むしろ、船長一人に重責を負わせ、非難するよりも、
その不足部分を誰かが補うことが現実的に必要だったと思う。
船員達から一目置かれるクリスチャンにはそれができたと思うが・・・。
現代の様々な組織編成は、この様な過去の経験を生かしたものになっているのだろうか?。
グリム・ザ・バウンティハンター (通常版)
ロゼの作品はキャラがぶっ飛んでいて濃いのが面白いので色々やってます。PCから移植の大陸シリーズにはボリュームは勝てませんが菓子パン以降の新作ノベルにしてはかなりのボリュームがあります。キャラクター全てにストーリーがあり金太郎飴ではなく共通部分も少ないです。CEROCですがスチルも脱いだりしてるのもあり、吐息もあるのでCERODなんじゃないかなって思うくらいエ・ロ・い部分もあります。エンディング数は35以上あるのでやりごたえもあります。 フルコンプしましたが萌え順はジュール>アドルフ>ラプンツェル>ブレーメン>ヘンゼルとグレーテルでした。ネタバレはブレーメンにあるのでラストに攻略するのをオススメします。オートスキップと愛キャッチが付いたので輪ゴム要らないですw 買って損はしない作品なので自身を持ってオススメ出来ます。
戦艦バウンティ号の叛乱 [DVD]
同じ作品で、アカデミー賞の主演男優賞に3人(C.ロートン、C.ゲーブル、F.トーン)もノミネートされる位、各人の演技はそれぞれいい味を出していました。中でも、C.ロートンは傑出しており、船長としての有能さと人間の欲を巧みに演じ、彼がいてこそゲーブルも光るという感じがしました。ブライ艦長という複雑な人物は、後年T.ハワード、A.ホプキンスも演じましたが、それぞれ巧いものの人間の深みというところまでは演じ切れず、ロートンには及んでいないとも思いました。