スカミー・マン [DVD]
名曲「When the sun goes down」の世界観が描かれた、短編映画。
内容は一回観ただけではイマイチ掴めません。
しかし、この曲が気に入った方には観てもらいたい作品です。
フェイヴァリット・ワースト・ナイトメアー
問題作ですね。相当おかしな事になってます。
でも興奮しちゃいます、凄い事になってます。
1番問題なのは、セカンドでここまで玄人的な音を作ってしまった事。
ファンが期待していた2nd像は、あくまで「大好きな1stの延長線上の路線」であった訳で
予定調和でも何でもいい、安心して絶賛したかった。
ここまで玄人的な音を出されてしまっては、肩透かしもいいとこでしょう。
「こいつらはこういうバンドだ、って決めつける人達っているだろ?」(アレックス)
若くてまっすぐ、やりたい事いっぱい!
進化する事への強い欲求が、周囲への期待と同調に背を向けたのか。
もっと凄い物を作れるという自信が、ためらいも無くこんな問題作を送り出したのか。
1stから比べると、分かり易い「歌謡曲」っぽさは影を潜め、
凝ったアレンジや曲展開でアーティステックに「聴かせる」要素が強くなりました。特にリズム面は最高に面白く、メロディと鬩ぎあう程に魅力的です。
興奮度やニヤリ度でも、1stなんかメじゃないくらい。嬉しくて叫びたくなる衝動!
どーだ、すげえカッコイイだろ!?
「つまらない」「分からない」なんて早々に見切りをつけず、逆に切り離されないようについて来いよっ!
…と彼らが言ったかどうかは知りませんが、
この作品によってリスナーの質も底上げされれば素敵ですね。
もうオアシスとかリバティーンズとか、そーいうのと同等のモノを彼らに求めるのは「お門違い」なんじゃないでしょうか。
余談ですが、マット(ドラムの子)はクイーン・オブ・ザ・ストーンエイジやマーズ・ヴォルタに相当影響受けたとの事ですが…どんどんその方向で極めて欲しいです(笑)。
ホワットエヴァー・ピープル・セイ・アイ・アム、ザッツ・ホワット・アイム・ノット
ハイスクール・バンドの作ったフリーCDがいつしか音楽誌 編集者の目に
とまってメジャーデビュー。と、何やら最近のTVドラマにありそうな
展開であるが、彼らの場合それが1年くらいでワールドツアーになるあたり、
さすがRockの国イギリス出身バンドである。
まず初めに全体の構成がギターパートを中心に整えられている印象を受ける。
この辺はヴォーカルのアレックスがもともとギターパート担当であったこと
(グリンというヴォーカルがいたが、アレックスの才能に脱帽して辞めたらしい)も、
関係してくるのでは?と考えたくなる。
とはいってもいわゆる「ギターソロ」が有る訳ではなく、リフと小気味良い
カッティングで聴かせる曲が多くその辺がまとまりのよいスピード感を生んでいる。
2本のギターが前のめりで絡み合う「The View from Afternoon」や
「I Bet You Look~」も良いが、個人的には「Mardy BUM」のような緩急
をつけた曲の方がアレックスの声の良さとギターバンドとしてのセンスの高さが
伝わってきて好きだな。
また「Riot VAN」が良いカンジなのを聴くとアンプラグドもいけるのでは
と期待が膨らんできた。ぜひ一聴を。
アット・ジ・アポロ [DVD]
アークテック・モンキーズがすごく身近に感じられるライブ。
まず、映像が「新鮮」←この表現がピッタリ(笑)
そして、カメラアングルが「斬新」。というのは、ライブDVDなのにほとんど観客が映っておらず、まるで自分がアークティック・モンキーズの真横でライブを見ているような感覚にさせてくれる不思議な捉え方をしてます。
スタートも、なんか映画みたいな感じ(?)とにかくいろいろな意味で「初」な音楽DVD。迷ったけど、買ってよかった!!