The Street Lawyer
実は今まで読んだことがなかった有名作家の筆頭ジョン・グリシャム。
そして残念なことに本書が初グリシャム。
ワシントンの大法律事務所で働く、30代にしてパートナー目前のエリート弁護士が、ホームレスの立て篭もり事件に遭遇したことから、大事務所を結構唐突に!辞め、ホームレスを支援する「路上の弁護士」へと変貌していく。
主人公の行動に喝采を送りたくとも、そこまでキャラクターが浮びあがってこないので、どうも唐突な感じがぬぐえない。ホームレスの死をめぐって起こした訴訟にしても、ゴネ得のように思えてしまって爽やかな読後感がない!原告である、元の勤務先の老弁護士の最後の行動だけが救いだった。
でも読み出したら本を置けなくなる吸引力はさすがベストセラー作家。
The Street Lawyer
1700語で書かれているので、読みやすいです。
弁護士事務所の有望な弁護士Michaelは、事務所を占拠したホームレスの男が死んだのをきっかけに、自分のリッチな暮らしや仕事に疑問を感じ、ホームレスの人々へのボランティアを始めます。
そこで知り合ったホームレスの親子の死にショックを受け、Michaelは、ホームレスの人たちのための法律センターで働き始めます。
それと、同時に、二つのホームレスの死には、倉庫からの強制立ち退きの問題が絡んでいたことを知ります。
Michaelは、その証拠となるファイルを勤務先の事務所から持ち出します。弁護士の彼が盗みを働いたということは?・・・。弁護士のライセンスは?
また、Michaelは、妻との間にも離婚の問題を抱えています。
易しい英語なので面白くすらすら読めてしまいます。が、ちょっと物足りない気もします。
原書で読めるようになりたい。
Street Legal
アメリカを代表するカリスマ親父ロッカー【ボブ・ディラン】が、1978年に発表した傑作が本作品です。内容的にはいかにもディランらしい【フォーク・ロック】と、【ゴスペル・ミュージック】の要素が融合した非常に素晴らしい作品に仕上がっています。ディランもキャリアの長いアーティストで(←来年でデビュー50周年)数多くの作品を発表していますが、その中にはいわゆる【隠れ名盤】と言われる作品が本当にたくさんあります。このアルバムもディランのキャリアの中では、そんな隠れ名盤の一枚です。リラックスして楽しめるジャストな感じが、とても心地好いアルバム。興味がある方には是非オススメします。良いですよ。