スイッチ (第1巻) (花とゆめCOMICS)
はじめは苦手だった先生に、次第に惹かれてゆく女の子のお話です。
先生と生徒ものっつってもそんじょそこらのものとは違います。
たった2巻という巻数なのに、たっぷり読んだというか、とても読み応えがありました。
望月先生の描かれるお話を読むと、中高生の頃に戻りたい〜ってどうしようもなく思っちゃいます。思わせてくれます。
懐かしい雰囲気や、胸がギュッとなるような…そういう表現がとても上手いです!!
それと同時に、中学の頃の未熟な心や独特な気持ち等、見ていて痛く突き刺さる部分もあり、それもまた良いです。
もう漫画は描かれなくなったようですが、もっと沢山の作品を読みたいと思っていたので残念です(>_<)
いや-それにしても広田先生…かっこ良い(笑)
ケイちゃんが羨ましいです(;∀;)
緑の黒髪 (花とゆめCOMICS)
本当は血のつながらない姉弟のお話です。
お互いの事をきにしてるのに
すごく不器用で気持ちをストレートに
ぶつけられない二人。黒髪には二人にとっ
て特別な意味があります。
ミステリアスなラブストーリーです。
スイッチ (第2巻) (花とゆめCOMICS)
私は望月花梨先生の描く漫画が大好きです。
望月花梨先生の漫画は暗かったり後味が悪かったり衝撃的なものが多いけど、「もっと読みたい」という気持ちにさせてくれます。
ただ、やっぱりこの先生の漫画はちょっとシュールっていうか、グロかったりするので、初めて読むという人は「スイッチ」がおすすめです。
(あと「笑えない理由」、これも明るい話です。)この話は先生と生徒の恋愛もので、ありがちな感じがするかもしれないけど、読んでみるとやっぱり望月花梨は他の漫画家とは違うなってことを改めて実感できます。
そして、これを読んで「おもしろい」と感じたのならば他の作品もぜひ読んでみて下さい。きっと読み終わった後にいい意味での溜息が出ると思いますよ。
純粋培養閲覧図 (花とゆめCOMICS)
わかりにくい。
これが最初の感想だった。
なぜなら、望月花梨に触れた初めての作品がこれだったから。
内容がわかりにくいのではない。
登場人物達の、微かな心の動きや仕種、表情が、
一回読んだだけでは私には読みとりきれなかったのだ。
それでも何故か、何度も読みたくなる不思議な空気のある作品だった。
いま、初めて読んでから何年も経ち、
登場人物と同じ年代だった私も「おとな」になってしまった。
それでも、再読すると面白い。
心があの頃に還ってゆく感覚。
手放したくない一冊だと、今も思っている。
コナコナチョウチョウ (花とゆめCOMICS)
チョークの粉は、蝶々の鱗粉を連想させて、とても気持ち悪い。
他人と交わることを極端に避ける緑子は、同級生のいじめを受けている。
そんな緑子を救ったのは、人のいい男の子、チロだった。
でも、「あんたなんか大嫌い!」緑子はチロを拒絶する。
ところが、ひょんなことから緑子はチロを女子トイレに連れ込んで・・・。
思春期の揺れる少女の心を描く表題作の「コナコナチョウチョウ」のほか、
新任物理教師と心中未遂し、ひとり生き残ったクラスメイトの花森さんに
心引かれる主人公を描いた「サクラチル」など、日常の中の非日常にあなたを
いざなう、珠玉の短編7本を収録!!
