映像のための音楽~平沢進サウンドトラックの世界
ゆったりした曲から迫力のある曲まで幅広く収録されています。
「ベルセルク」など人気ゲームで使用された曲や「千年女優」などアニメ作品で使用された
曲など、メロディーもキャッチーなので非常に聴き易かったです。
男性の高い声が苦手な人でもあまり抵抗無く聴けると思います。
妄想代理人 (角川ホラー文庫)
無差別犯罪、模倣犯、中学生による覚醒剤使用など現代の社会問題を盛り込んだホラー。精神的な恐怖を感じるしくみ。ただあまりにもいろいろ盛り込みすぎて「んなあほな・・・」な部分もあり。しかし隣人が犯罪者かも、という現代においてあり得るかもしれない設定だけに面白みはありました。
妄想代理人(1) [DVD]
これーーーーーキテますねえ。なんとコメントしたらよいやら。
特に最後の3巻くらいなんて、ストーリーが成立していなかったような。でもネタとしてはおもしろいし、そういうことってありそうだなあと思えて、よくできたアニメではある。
ダークなので気分は落ち込みます。ただ社会的・現代的な作品だと思うので、そしてアニメーションとしてはおもしろい表現をしている技術的に高い作品なので、気になる方は、ぜひ。
妄想代理人 (6) [DVD]
最後の最後、『パプリカ』のような夢物語でおわらせるのか、と思いました。思えば、一話からの“あれ”も、妄想の賜物でしたからね。
あれです。『ヒトの思いは具現化する』。強すぎる思考は、すべてを歪ませるほどのちからをもっています。それを示したかったのではないでしょうか。
ストレスに苛まされるゆえに強すぎるマイナスイメージをおのれにつきつける主人公たち。じぶんたちにもありうる、それ。
妄想代理人。この『代理人』は、登場人物たちの『代理人』であるとともに、『わたしたち』の『代理人』でもあるのだろうか、と。…深読みしすぎですかね。
OPUS(オーパス)上(リュウコミックス) [コミック]
ああおもしろかった!
昔、大友克洋があんまりマンガを描いてくれなくなって寂しかった頃、「ワールドアパートメントホラー」を読んで、そうだ、今さんがいるじゃないか。これからは大友先生っぽいものが読みたければ今敏さんを追っていけばいいんだ!と思ったのでしたが、今さんが亡くなった現在、永井力さんがいれば、今さん風の作品が読めるんじゃないかと思った。絵柄もそっくりだし。力さん、こっちに来てないのかなあ…。