78歳いまだまんが道を
藤子不二雄Aさん(以下安孫子さんと略します)は、1934年富山県氷見市生まれ。1944年高田市立常塚小学校に転校し、藤子・F・不二雄さん(以下藤本さんと略します)と知り合い、合作の天使の玉ちゃん(毎日小学生新聞連載)でプロデヴューします。高校卒業後、伯父の世話で新聞社に就職し、順調に勤務していましたが、1953年藤本さんの誘いがあり、迷った末上京し、2人で漫画家への道を目指します。その後、手塚さんの知遇もありましたが、これからという時に、8作品中6作品を落とし、2年間雌伏の時を過ごしますが、その後、海の王子、シルバークロス、オバQ、怪物くん、等ヒット作を連発します。しかし、作風の違いから、1978年コンビを解消し、以後は別名義で作品を発表します。そして、89年恩人の手塚さん、92年トキワ荘の兄貴寺田さん、96年藤本さん、98年石ノ森さん、2008年赤塚さんと、トキワ荘の戦友の死にも負けず、いまだ活躍されているのはよくご存知だと思います。
安孫子さんの人生を決定付けたのは、母親、藤本さん、寺田さん、手塚さん、そして、奥様の和代さんでしょう。2人は手塚さんの新宝島に大きな衝撃を受け、以後暫くは手塚さんの影響を大きく受けた作品を発表します。また、藤本さんの誘いが無ければ、母親の後押しがなければ、漫画家にはなっていなかったかもしれません。そして、トキワ荘での仲間との友情。困った時の頼みの綱、寺田さんとの最後の出会いは涙を誘います。そして、手塚先生との別れ・・・
最大の転機は藤本さんとのコンビ解消でしょう!2人の合作はオバQが最後で、元々作風もかなり違っていましたから、当然といえば当然でしょうが・・・ショックにもめげず、安孫子さんはプロゴルファー猿(ゴルフ漫画)、女性漫画、等で新境地を拓き、柏原兵三の長い道にインスパイアーされて傑作、少年時代(私もレヴューしています)を物にされました。本書では、吉行淳之介、芦田伸介、大橋巨泉との交流も述べられています。そして、今なおコミック・エッセイ等で3本の連載を抱えご活躍されています。安孫子さんファンの方は必読です。
愛…しりそめし頃に… 11 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
いきなり「怪物くん」誕生秘話が出てくるが、この作品は、アニメ製作会社スタジオゼロを作って、オバケのQ太郎がヒットして、同じ路線を狙った作品のはず。
途中経過が抜けている。 「漫画少年史」が発行されたのは、昭和50年代だから、「怪物くん」誕生から、20年は経っている。
「最後の世界大戦」の話しは、「まんが道」で充分に語られているので、いまさら、語る必要性はないように思われる。
原稿を落とした話し、「新宝島」の話しも同じ。手抜きが感じられる巻である。
書き直しに応じない漫画家の話しが出てくるが、これって、藤子F氏のことじゃない?
書き直しを求められて、原稿を破った話しを藤子A自身がしてるし。
そういったマンガに対する意識の違い対立を掘り下げた厳しい話しを書かないと面白くならないと思う。
ドラタイプ 2
ドラえもんの声で応援してくれます。でも、だんだん早くなっていくので、
子供用にはもうすこしレベルをさげてじっくり練習できればいいのにとおもっての星1つ減点です。(一応小学生にも対応とかいてありましたが)。でもドラえもんファンとしては、応援してもらえるし、クリアすると秘密道具がもらえたりするので、得した気分です。また、”ジャイアンのローマ字1000本ノック”と”ねずみたたきゲーム”で、気分転換しながらしっかりれんしゅうできるので、気晴らし程度によいと思います。
藤子・F・不二雄 TVアニメ アーカイブス DVD-BOX
本商品を前にして素直な想いを述べたい、このDVDに収録されるタイトルには漫画版の読者にとっては原作の映像作品化という点においていくばくかの不満の残る物が混在するが、TVアニメの歴史において比べるものも代わるものも無い「藤子アニメ」をこのまま埋もれさせるわけにはいかないという企業人の使命感のようなものを感じる。
小学館(出版社)とテレビ朝日(TV局)の共同企画でありながら「チンプイ」のように出版社の異なる作品、「モジャ公」「ポコニャン」「キテレツ」のように放送局の違う作品群(制作会社もそれぞれ異なる)を同じ藤子Fアニメというカテゴリーの下に集結させた企画者の見識と努力には素直に敬意を表する、このアーカイブスDVDはファングッズであると共に文化事業でもあるのではなかろうか。
今回の企画が成功した暁には、是非とも東京ムービー版のパーマンやジャングル黒べぇ、幻の日本テレビ版ドラえもん等で続巻を出していただきたい、そこまでやって初めてこの「文化事業」は意味のあるものとなるのだ。
藤子・F・不二雄テレビアニメ作品集~ドラえもん,パーマン,エスパー魔美
参考までに収録曲です。藤子F先生のテレビアニメ作品集も
A先生のものと同様に2枚出ていますが、こちらは2枚の収録曲が
若干違っていて、チンプイとエスパー魔美の後半主題歌が
未収録の代わりに、パーマン関係の歌が多く収録されています。
1.ドラえもんのうた
2.ぼくたち地球人
3.青空っていいな
4.ハロー!ドラミちゃん
5.青い空はポケットさ
6.ドラえもん音頭
7.ぼくドラえもん
8.ドラえもん・えかきうた
9.ドラミちゃんのえかきうた
10.ドラえもん数えうた
11.きてよパーマン
12.パーマンはそこにいる
13.御機嫌伺いLOVE
14.パーマン音頭
15.パーマンのえかきうた
16.雨のSweet Magic
17.パーマン・マーチ
18.悲しきコピー・ロボット
19.テレポーテーション〜恋の未確認
20.不思議Angel