シザーハンズ<製作15周年 アニバーサリー・エディション> [DVD]
とある小さな田舎町を舞台に、今まで人と出会うことのなかった
両手がハサミの男・エドワードがやってくる話。
発明家によって人間へと生まれ変わったエドワードだが、
あまりに純真で無邪気なため、
状況によって良いようにも悪いようにもとられてしまい、
最初は珍しがって歓迎してくれた町の人たちと徐々にズレが生じてしまう。
エドワードの純粋さは最初から最後まで変わらないのだが、
だからこそ周りの人間たちの都合のいい言動が際立って見えてくる。
好きな人に対する想いを貫くエドワードの姿があまりに切なく、
最後の最後までまったく無駄のない作品。強くオススメ。
シザーハンズ
ダニー・エルフマンによる素晴らしいスコア。ティム・バートン監督作品の持つ独特の雰囲気と、エルフマン曲調は親和性が高いと言われているが、本作品に関してもその相乗効果は遺憾なく発揮されている。
1曲目「イントロダクション」や5曲目の「ザ・クッキー・ファクトリー」などは、まさにエルフマンの独壇場である。バロック調を思わせるこれらの曲は、映画の隠し味でもある幻想的なおどろおどろしさと直結し、これ以上ない効果を引き出している。
また、女性コーラスを使ったメインテーマも良い。このメインテーマは劇中の様々なシーンで顔を出すが、特にラストの雪のシーンでは映像をエモーショナルに盛り立てていた。本サントラでは15曲目「大フィナーレ」がそれに当たり、聴いていると本編の感動的なラストシーンが自然と思い起こされる。
全17曲で収録時間約49分。
ジョニー・デップ フォト・ヒストリー (日経BPムック)
本の構成の大部分は、ジョニーが主演した作品のスチール写真とメイキングショットとプライベートショット、彼の語った言葉(英文・和訳)と共演者などの言葉(英文・和訳)で占められています。
どの写真も美しく、ファンにとっては保存版だと思います。
その他
「アリス・イン・ワンダーランド」来日イベントレポート,製作の舞台裏
J・デップ最新評伝(不遇時代から大ブレイクまで)
フィルモグラフィー
といった内容です。
彼の出演作で、まだ未見の作品がある方にも、さらりと読める良いガイド本になると思います。
ただ、もっと掘り下げたジョニーを知りたい、出演作品を詳細に知りたい方には、物足りない部分があるかもしれません。