仕事と人生を豊かにする 八塩式マーケティング思考術
近年の流行や社会現象など、私達の身の回りのことを切り取って例に挙げ、わかりやすくマーケティングを説明している本です。2010年の日経MJに掲載されていたコラムが基になっていることもあり、かなり鮮度が高いものになっています。
2010年を日本で過ごした人ならば、絶対に「あぁ!あれはこういうことだったのか」とうなずいてしまう内容です。
マーケティング初学者にはこの本はとても良い橋渡しになると思います。小難しい本は苦手だという方も楽しく学べます。
三十路の手習い
アナウンサー八塩圭子さんが身近に感じられた一冊。
社会人大学院生をする姿は大学生の自分と重なる部分もあり、
仕事と学業を両立姿には、尊敬する部分もあり、
何か自分を変えよう!ということを社会人大学へ通うことで
結婚、退社、そして大学教授就任…という道を切り拓くという
共感できる部分が多く、勉強になる
人生としての手習い書になると思った。
大学院の論文や学会の部分は
やや専門的なものもあるが
他の部分は、とても読みやすいと思った。
それに、
アナウンサーの人の本によくありがちな
くせのある文章ではなく
なめらかに流れるような文体で、
八塩さんのインテリさをさらに際立たせている気がした。