BEST PIECES II
高橋洋子の表現力の無限性を感じさせるアルバムです。
エヴァからの2曲を聴いて、おお、彼女らしい声だ、と思えば
情熱的な"LOVE IS A ROSE"で「アレ、こんな人だったっけ?」と来ます。
すごい人ですね、この人。
おすすめです。
ボーイ・ミーツ・ガール [DVD]
「アレックス三部作」の第一作目であり初の長編作品。非常に気難しい監督といわれ、主人公に自らを投影する監督と言われている。
さて、レオス・カラックスの作品に一貫しており、なおかつ彼の映画において重要だと思われるいくつかの要素のうちのひとつ「突発的なリズムの乱れ」について触れてみたい。これは一般的に難解(退屈、眠くなる)といわれるフランス映画の中でひときわ人気のある監督を読み解くうえのひとつの方法に過ぎないが、これに気がつけば、少なくとも眠たくなるということはない。「突発的なリズムの乱れ」とは今まで映画の中に流れていたリズムが突如乱れる事だが、(この作品でいうと一番わかりやすいのがラストのあのシーン)こういったリズムを乱す、といった映画的な手法はなにもこの作品に限った事ではない。では何が彼独特の手法として作用しているのか、まずはアレックス役のドニ・ラバン。彼なしでは三部作はありえないと言っていいだろう。彼の動作は、流れるようであるが、時にぎこちなく重い。(この映画で強調されているのは「重さ」よりもむしろ「流れ」であるが)この重さはカラックスの内面とシンクロしており、カラックス映画はアレックスの肉体の表現の場として観る事もできるだろう。そしてユーモアのエッセンス。これはこの作品では特に目立つ。このユーモアは時に不条理であるが、そういったシーンを用いても彼のトーンは損なわれないどころか、彼の魅力のひとつとして成立している。こうした要素と共にリズムは形成され、われわれはそれが乱れることで翻弄され、その感覚をもってしてカラックス映画の独特な雰囲気を感じ取るのだ。付け加えると、監督は一見ストーリーに関係のないような様々なエピソードをつないでいく(劇中でアレックスが地図に記していくように)。これは無駄であるどころか我々に映画本来の贅沢な楽しみ方を思い出させてくれる。様々な見方があるとわかれば、もっと映画を楽しむことができるのだ。
ボーイ・ミーツ・ガール&汚れた血&ポンヌフの恋人 DVD-BOX~レオス・カラックス監督 “アレックス三部作” ~ [DVD]
「汚れた血」について。ランニングタイム114分。これまでのソフトはすべて119分。各種資料では元々125分の本作。119分になったのはソフト化の際にPALマスターからのテレシネで短縮された、と理解していたが、パッケージの説明に「今回唯一入手できたマスターがPALマスターであったため時間が短くなっているがカットは一切なし」の旨の記載あり。つまりテレシネ前のオリジナルタイムが119分ということ。昔出ていたレオス・カラックスについての本の記述にアレックスとマルク(ミシェル・ピコリ)が夜、車で話すシーンについて書かれていたが、本編にはそのようなシーンはなかった。今回、特典映像として削除シーンが収録されており、それがまさにアレックスとマルクの車での会話シーン。時間も約6分弱。1986年時点ではこのシーンは存在していたのではないか、それで125分。恐らくカットされた現在の編集が最終的な形になったのだろう。長年の謎が解けた。特典に初公開となるメイキング映像。メイキングというよりはNGカットやアウトテイクス、カメラテストらしき映像、セットを解体するビデオ映像。殆どのシーンで音声なし。しかしこれが素晴らしい。撮影当時が伺える貴重な映像の連続。本作のファンであればこれだけで感動するはず。前髪に息を吹きかける印象的な仕草のカットの前後でおどけるジュリエット・ビノシュの表情など。カラックスが大切にしまいこんでいた映像を蔵出ししたかのようです。本編についてはデジタル・リマスターということですが、以前発売されたものとほぼ画質は変わらないような気がしますが、少し色味が増しているようです。しかしどうせならBlu−rayで出して欲しかった・・・。
そのほか「ポンヌフの恋人」のみHDリマスター版ということですが、あまり画質は良くないと感じました(元々少し荒れたような画質を追求した作品ではあると思いますが)。やはりこちらもBlu−rayで観たいものです。
ファイナルファンタジーXI ぼくらのきもち Boy meets Girl (Bros.comics EX)
いろいろな作家さんがアンソロジーを書いてますが
おおつき べるのさんのが一番好きです。
FF11界の中にある、ほのぼのしたところやPTやLS仲間の
助け合いの良い所が一番出てる作家さんだと思います。
アンソロジーを全て揃えていないので僕が知らないお話があり大変満足です。