アラビアのロレンス【完全版】 デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]
スティーブン・スピルバーグをもってして’奇跡の映画’と言わせるほど、ピーター・オトゥールを初めとする演技陣、CGなど使ってない本物の映像、また壮大な音楽、全てが一級品のこの映画は やはり奇跡の映画としか言いようがありません。20世紀のベスト100で英国 米国でそれぞれNO.3 NO.5にランキングされているのも頷けます。40年経っていても全然古さを感じさせない作品であるばかりか、戦争を扱った硬いテーマにもかかわらず、主人公ロレンスにぐいぐい引き込まれてしまうあたりは 名匠デヴィッド・リーンここにあり といった感じです。今までに劇場 ビデオなどで数えられないほどこの作品を見ましたが、今回のDVDはメイキングを含め スピルバーグのこの映画への思い入れ等 とても興味深い映像もたくさん入っています!とにかく’一家に一本’のオススメです。
アラビアのロレンス-完全版- [VHS]
この作品のスケールの大きさ。
是非とも大画面で観ることです。砂漠の蜃気楼からロレンスが自らを省みず仲間を救出して帰ってくるシーンなんてカッコイイ!
砂漠の中を疾走するラクダにまたがっての戦闘シーンもいいです。
だんだん、ロレンスが狂気におぼれていくさまを見所いっぱいに描いた大作です。
ロレンス 1918 [VHS]
これはたしかTV映画だったと思いますが、十分な質を備えていると思いました。もうずいぶん前に見たっきりですが、思い出せるエピソードは5、6個あります(自分には珍しい方です)。『アラビアのロレンス』を好きな方には当然お薦めですね。僕はこの作品で初めてレイフ・ファインズを知りました。素晴らしい役者が出てきたものだなあ・・・と。彼のキャリアの初期を知りたい人にも必見でしょう。
アラビアのロレンス [完全版]デラックス・コレクターズ・エデション (2枚組) [DVD]
何回観ても飽きないのは、ひとえに、美しく撮影された砂漠と、ピーター・オトゥールの魅力でしょうか。ロレンス役は、当初マーロン・ブランドにオファーされていたとか。身長などはマーロンの方がロレンスに近かったでしょうが、こんなに魅力的なロレンスになっていたかどうか?
脇役のファイサル役のA・ギネス、族長A・クィン、がまたいいです。
アラブ国家建設、独立の約束を旗頭に、アラブの部族の協力を得て、アカバ奪還、トルコ、ドイツ軍を撤退させた、苦難に満ちたロレンス達の功績もイギリスにとってはただの手段にすぎず、英・仏のアラブ支配の二重取引が描かれています。イギリスがロレンス達に約束してきた件も反故になり、ロレンスが自国にも裏切られ、アラブの民からも非難される苦悩と悲しみとむなしさは、後半に描かれます。
中東問題ってすごく難しいけれど、英国の二枚舌も原因のひとつだったと理解できたことも、一見の価値があったと思います。歴史に興味がある人にはおすすめします。
この当時に砂漠を撮影することは大変だったでしょう。CGは使えないし。
しかも蜃気楼のように、はるか彼方からやってくるものが、徐々にラクダと人間だとわかるシーンの見事さ、今はこれだけ時間をかけて、人間の労力だけで、手間暇かけて映画を作らないですよね。偉大なるデビッド・リーン監督に敬意を表します。
特典映像は、ものすごくボリューム(ラクダのオーディション映像やスピルバーグのインタビューなど)があり、A・クィンやオマー・シャリフ、P・オトゥール自身が話すこぼれ話など、知らなかったことが多く語られていて、面白かったですね。
【2枚組完全盤】アラビアのロレンス(Lawrence Of Arabia)
2枚組ではあるがDisc 1のみが「アラビアのロレンス」のコンプリート・スコア盤で26Track。77分収録という大作。
オリジナル・サウンド・トラック盤ではないにしてもアラビアのロレンスのサントラ盤として聴いても何の違和感も問題もない。
ベン・ハーや大脱走は完全盤が音源が発掘され発売されたがこのアルバムもその一連として受け止めてもいいでしょう。
なんたってオープニングから砂漠が見えてくるんだもの。
ラストまでの77分間。ロレンスに浸ってください。