PACIFIC OUTDOOR(パシフィックアウトドアー) バラード
2009年8月台風の中のツーリングで防水効果を証明しました。ファスナーのスライダー部分さえ注意すれば漏水しません。大きさも手ごろですが、なかにポケットが二つほどあればさらに使いやすいだろうと感じました。
バラード
このCD、SHMでした。コルトレーンのソロが、クッキリ抜けて気持ち良い。もともと名録音と言われたアルバムですから、普通のCDでも十分素晴らしいと思います。しかしコルトレーンのテナーが、クッキリ鮮明に響きます。あと、ベースの音が良く聞こえる。柔らかい響きです。ジミーのベースとは思えない、良い響きです!教祖に祭り挙げられた頃のコルトレーンは、嫌いです。でもこのアルバム、コルトレーンの本音が聞こえる様な気がします。間違えなく名盤です
時の声 (創元SF文庫)
主に1960年前後に発表された、七篇の短編集。
流石、医学を勉強したバラードの作品であるので、医学的知識が散りばめられている。
ただ、ここで創られているる世界は、異様きわまりない、という印象だ。
実質的には、本書がバラードの第一短編集にあたる。
後に、間もなく「終着の浜辺」といった短編集も出版される。
ほとんど時期を同じくして書かれた作品群の短編集である両者を比較すると、趣が少々異なる。
「終着の浜辺」は、人の内面の深い部分にまで入り込み、バラードの最近の作風に通じるものを感じる短編集だ。
比べて本書は、壊滅的または倒錯的であるという点は一貫しているが、むしろ、異様さが目立っている。
じっくりと楽しむのなら、本書よりも「終着の浜辺」の方が、堪能出来る面が多いと思う。
しかし、本書がバラードの原点である事を考えると、その部分での価値は大きい。
本書と「終着の浜辺」を、読み比べるのも、面白い。
いずれにせよ、バラードファンの、期待が裏切られる事は無い。