ウエスト・サイド物語 製作50周年記念版ブルーレイ・コレクターズBOX (5,000セット数量限定生産) [Blu-ray]
US盤:WEST SIDE STORY: 50TH ANNIVERSARY EDITIONからDVDとBlu-rayの特典ディスクを抜いた変則的な仕様での発売です。
トリビュートCDはなかなかいい感じな気がしますが、特典DISCは省かないで欲しかった。かわりにHiVi解説書が付きます。
もしかしたらスーパープライスで発売している一連のMGM作品の映像特典・音声解説と同様に字幕を入れる許可が下りず、字幕無しの特典ディスクを1枚付けても文句が出るだけなので、あえて外したのかもしれません。
本篇の吹き替えは従来通りTV放送版の欠落ありの音声です。せっかくBlu-rayになるので、歌の歌える声優さん又はミュージカル経験のある役者さんでdts5.1ch仕様の吹き替えを新録音するというのもありだったのでは思います。
UK盤はAmazon UKの紹介ではディスク枚数が1枚となっていますが、裏ジャケットの画像を見る限りUS盤と同等の特典が入っているようです。(2枚組かもしれません)フランス盤は画像を見る限りデジブック仕様でBlu-rayとDVDのコンボセットのようです。
未収録と思われる特典映像:A Place For Us: West Side Story’s Legacy (新規映像特典)/West Side Memories (国内盤:2枚組「コレクターズ・エディション」に収録)/Storyboard To Film Comparison Montage (国内盤:2枚組「コレクターズ・エディション」に収録)/Trailers (国内盤:2枚組「コレクターズ・エディション」に収録)
定価で\6,980と少し高価なので、封入特典などに興味がない人は数ヶ月後(「サウンド・オブ・ミュージック」の場合は約5ヶ月後)には出るであろう「フォックス・プレミアム・ブルーレイ(定価\4,935)」更に「スーパープライス(定価\2,500)」まで待つのもありでしょう。最終的には2枚で\3,000となるはずですから。
ブラスの祭典
かの世界的指揮者佐渡裕がシエナを振るという事件は吹奏楽専門誌「バンド・ジャーナル」で知った。少なくとも「ブラバン」呼ばわりするクラシック愛好家たちに格好のパンチになったと思う。
楽曲は結構無難にまとめられていると思う。知っている曲ばかりだったから。いわばシエナ&佐渡の挨拶がわりのディスクと考えればいいのかもしれないのだが、時折感じるモア~とした響きは録音エンジニアの匙加減かもしれないけど、好みが分かれるかもしれない。
3大テノール 世紀の競演
ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスの3人の競演は饗宴とも言うべき華麗でゴージャスなコンサートでしたね。これは記念すべきコンサートの実況録音とも言うべきCDです。
ワールドカップの前夜祭という記念すべき日、1990年7月7日の出来事でした。世界史に記載されるカラカラ浴場にフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団とローマ国立歌劇場管弦楽団の2つのオーケストラをおき、巨匠ズービン・メータが指揮するという役者が勢ぞろいした真夏の世の夢ともいうべきコンサートです。
この日の演奏は54ヶ国で放送され、8億人もの人が楽しんだと言うことから分かるように全世界の人が待ち望んだ競演でした。
3人とも大好きなテノールですので、どの歌声もただただ聞きほれました。個性の違いや表現の違いの差よりもその凄まじいばかりの声量と表現力に圧倒されるばかりです。
トリノ・オリンピックの開会式にも歌われた「誰も寝てはならぬ(トゥーランドット)」はパヴァロッティの独特の崩し方がいかに自分の持ち歌にしているのかが分かりましたし、ラストの歌いっぷりはお見事の一言です。
ドミンゴの「星は光りぬ(トスカ)」も若い時から十八番にしているだけあって素晴らしい歌唱です。スペイン出身のカレーラスが歌う「グラナダ」も味があって良かったですが、なによりフィナーレの3人によるメドレーが絢爛豪華で、驚きの連続でした。BRAVO!!
ウエスト・サイド物語 (コレクターズ・エディション) [DVD]
ミュージカル映画の代名詞。驚きをもって迎えられた圧巻の映画。
監督は、ロバート・ワイズが務めたが、共同監督としてジェローム・ロビンスが参加している。これが、この映画を単なるミュージカルに終わらせないものにしている。
あらゆるダンスシーンが素晴らしく、ブロードウエイを再現している。音楽は、巨匠レナード・バーンスタイン。ニューヨーク・ウエストサイドのリズムを見事に作り上げている。摩天楼の見える町で、格好いい不良少年団が踊り歌う。
この映画を見て、ジョージ・チャキリス、ラス・タンブリンに憧れないものはいないだろう。
格好よくて、不良っぽくて。
対立する不良グループの間に挟まって苦しむ恋人同志の物語。ロミオとジュリエットがベースにあると言われるが、普遍的なテーマだろう。
すべてが揃った最高のミュージカル映画。