JUST FOR KICKS/ジャスト・フォー・キックス スペシャルBOX (完全限定生産) [DVD]
「子供の頃、新しいスニーカーを履いたら、早く走れるような気がした」
そんな子供時代を過ごした僕らは、スニーカーは人生において何をおいても大事なものになった。
「今日、履くスニーカーは決まっている、でも、このスニーカーに合う服は何だろう」
と1時間もスニーカーと服のコーディネートで悩むラッパー。
「俺は、ひとつのスニーカーは、1回しか履かない。だから、364日履けるように、500足はストックを確保している」
と強迫観念のように、新しいスニーカーを欲するスニーカージャンキー。
「欲しいスニーカーがあったら、パリだろうと日本だろうと行く。他の人は馬鹿だと思うだろうけど、好きなんだからしょうがない」
とスニーカーが人生の中心であることを肯定するストリートファッションのカリスマ。
「スニーカーを集めてばかりで、ちゃんと仕事とか将来のこととか考えないでどうするんの。あたしとスニーカーとどっちが大事なの?」
という彼女の問いに対して、
「君だよ。君のスニーカーを選んでいるときが一番幸せなんだ」
と答えた彼に対して「嘘吐き」と鼻で笑われるスニーカーおたく。
「おれは、これからはアディダスしか履かない」
とナイキのスニーカーをごっそりとくれた僕の知人。
まるで、自分のスタイルを表明するかのように。そう、スニーカーとは、自分のスタイルであり、どのスニーカーを履いているかによって、僕らはそいつのアイデンティティを理解するのだ。
RUN DMCが「MY ADIDAS」という曲を歌った。
その瞬間、RUN DMCのアイデンティティがADIDASのスニーカーに宿った。
RUN DMCのスタイルがADIDASになった。
ADIDASを履けば、RUN DMCのようにかっこよくなれる。
マイケル・ジョーダンがエアージョーダンを履けば、それがNIKEのスタイルになった。
数もメーカーも増え続け、どれを選ぶかでスタイルを表現する僕ら。
物質主義すぎると言われたところで、そういう世界が僕らにはリアル。
別にスニーカーに興味なくても、普通に面白い。
ヒッツ・オブ・ミスE [DVD]
強烈な個性と癖になる音で人気のMISSY!その強烈な個性から放たれる映像集。正直、曲数が少ないのが残念だが、特大HITの「GET YOUR FREAK ON」など気合の入ったVideo Clipばっかり!MISSY好きはもちろん、全てのHIPHOP好きにオススメ!
リスペクト・ミー (初回限定盤)
CD所持&パソコンに保存を合わせれば全作品制覇してるミッシー、
わざわざベスト聴かなくてもいいかなと思いつつ結局買ってしまいました。
で、感想としてはやっぱりいいなと。
奇をてらったようなサウンドでありながら圧倒的な完成度、しかもそれぞれ印象が被らず個性があるからまたすごい。
ミッシーをちゃんと聴いたこと無い人には間違いなくオススメなベスト盤です。
が、自分のようにすでにミッシー・ファンからすると改めて買うほどでは無いかも…。
基本的にミッシーのアルバムはどれも完成度が高くシングル以外も刺激的な楽曲が集まっているので、
ベストよりそれぞれのアルバムをじっくり楽しむ方が良いように思います。
3曲目だけはシングルのカップリングでしか収録されていなかったリミックスなので聴けて良かった!
Basement Jaxxのリミックスは聴く価値ありです
ザ・クックブック
余程気が合わなければ共同プロデュースをさせてくれないことで有名な奇才MISSY ELLIOTT。それ故に盟友TIMBALANDとの共同作業はシェア90%以上を締め、革新的なビートを構築し、風変わりなトラックを作っているとTIMBALANDが騒がれれば、大抵その横にはMISSYがいる。逆に彼女のほとんどの曲にはTIMBALANDがプロデューサーとして隣に座っているのが定番だった。
しかし彼女の心境に変化が見え始めたのは前作の頃。前作ではレーベルに急かされていたこともあり、早急なアルバム製作を求められた。故にMISSYにとっては不満な出来栄えであり、急がせたことをTIMBALANDは良く思っていなかったようだ。だからと言って決して仲が悪くなったとは思えないが、その頃からMISSYの単独プロデュース仕事が増え、マドンナなどの意外なコラボレートを重ねていく。沈没寸前のMONICAを全米1位に輝かせたのも彼女の功績だ。
勢いを付けたMISSYは親友のTWEETを総合プロデュースさせて成功し、アメリカンアイドルの司会、合格者へのプロデュースも行い、色々な面でメジャーな活躍を増やしていた。
その影響からか、今作ではTIMABALDとの仕事は最小限に抑え、レーベル外からも多くのプロデューサーを招いている。ビヨンセや50CENTで大ヒットシングル連発のスコット・ストーチとは意外なミディアムバラードを共作。また昔からやりたかったというネプチューンズとも初コラボ。エイメリーのような曲を提供したのはやはり新鋭プロデューサーのリッチ・ハリスン。シアラへのゲスト参加で大ヒットさせたことへの恩返しでシアラが参加したファーストシングルは実に風変わりなダンストラック。PVでは器用にダンスを披露。ビックリ箱のようなアルバムの世界が続いてゆく。