日々。
語りかけてくるようなおだやかな文章で、ココロの中に、すーっと入りこんでくるようでした。言葉はやさしいのに、芯があって、一言一言に考えさせられます。内藤さんってすごくまじめで、あったかくて、そして自分を含めた「人間」を大事にしている人なんだなあって思いました。これを読んだあとは、前向きな気持ちになれる気がします。
ランドリーフォトストーリーブック
スチール写真と文章とで構成されており、映画全体の雰囲気がよく伝わってくる。まさに読むだけで観た気になれる本。
映画を観てから読むと、ますますこの映画がいとおしく思える本。
でもそれだけじゃなく、映画と関係なしに、この本単体で「大人のための絵本」として読んでも、心あたたまり癒されると思う。
映画を知らない方も、ぜひ手にとってみてほしい。
森崎書店の日々 [DVD]
主演のナヨナヨした女の子が失恋の痛手から最初から最後まで精神的に不安定です。それを支える内藤剛志さんの静かでやさしい演技がとてもいい。本作は内藤剛志さん主演作といってもいいくらいです。森崎書店と神保町の町がすばらしい。常連客役の岩松了さんが無類の本好きオジサンを演じていて彼が出てくるといつも画面が楽しいです。ラスト近くになんでこんな嫌なシーン入れたの?とムカムカする場面がありますが、ここはバッサリとカットしても良かったのでは。のんびりと単調に続く映画に監督がきついスパイスを入れたかったのかもしれません。テレビでは刑事などコワモテ役が多い内藤剛志さんですがこんなに抑えた静かな演技もされるのですね。さすがに内藤さんは名優です。