失われた地底王国「シャンバラ」の謎 (ムー・スーパーミステリーブックス)
地球の内部世界を撮影したとされる写真を見るだけでも価値はある。
地球内プラズマ論から宗教論に至るまで幅広い視点から語られており、
この一冊で地球の内部世界シャンバラについてほぼ理解出来ると思われる。
冨田勲の世界~オリジナル紙ジャケットBOX(紙ジャケット仕様)
富田勲氏はオリジナルの音楽とは別にクラシックをシンセサイザーで富田流にアレンジしたシリーズが有名。クラシックファンは完成された曲をいじられることに抵抗があるだろうが、電子音楽になることによって曲を別の側面から鑑賞し、新たな魅力を感じられるようになると思う。ベスト版は秀曲揃いだが、注目すべきは2曲目のホイッスルトレインだろう。これはアルバム「ドーンコーラス」に収められていたタイトルだが、機械的に作った音ではなく星から発せられる電波を変換した音源だけを素材にしている。その為、従来の電子音には不思議な音色が堪能できる。ドーンコーラスが廃盤になっているので、このアルバムは貴重な一枚であろう。
バミューダ・トライアングル(紙ジャケット仕様)
このアルバムにはローランドシーケンサMC-8、ローランドシンセサイザシステム700等、モーグ以外の音源が使われています。
聞いていても映像が思い浮かびニヤリとしてしまいます。 確信犯の様にどろろが使われていたり、地球空洞説をさり気無く用いたりしている辺りに冨田氏のSFファンとしての側面が見えるからなんですね。
LP時代では、国内盤は英文でメッセージが解読出来たんです。(当時、マイコン誌という本で解読の記事が載ってましたよ。)
逆にアメリカ盤は逆位相でカッティングされていた為、解読不可能だった事実があったんですねぇ。
当時としては高速のターベル社のカセットインターフェイスを用いれば
パソコン画面に再現出来るんです。う~ん、古い話だなぁ。
NECとかじゃ、TK-80なんてマイコンが出ていた時代。アメリカじゃ16Bit時代だったかな?。カラーモニターじゃなくてモノクローム。
おぉ!。NECじゃBS-80なんてベーシック言語が走って画面表示が出来る
キット(半田付け!)これを先のTK-80に合体させるんですね。 でもこれじゃあアルバムのメッセージは表示出来なくて・・・。そういう背景があったという事です。
手間が掛かったアルバムですから星5つ!。
王国の鍵2 地の底の火曜日
前巻は月曜日、今回は火曜日・・・。月曜日から日曜日までの七日間についての物語らしいので、当然の事ながら「セヴンス・タワー」を思い出します。書かれている内容も、異世界での摩訶不思議な冒険物語で、似たようなお話を書く意味は何なのだろうとちょっと考えてしまいます。ひょっとしたら最後には二つのお話が合体したりして??(笑)
こんな風にちょっと批判的に書いてしまいますが・・・読み始めると面白いんです。
とにかく呆れるほどの荒唐無稽のオンパレードです。初めのうちはその辺が気になるのですが、ハラハラドキドキのストーリーを追っている内に忘れてしまう??というか慣れてしまうのですね。
極普通の少年が、失われた「遺書」の欠辺の命ずるままに冒険を繰り広げ、ついには異世界の支配者になるなんて、ありえね〜〜!!のですが、ガース・ニクスの語り口に載せられてしまって納得してしまうのです。
明らかな児童向けですが、それなりに面白い。お金至上の現代社会を風刺するような場面もあり、弱々しい少年が、精神的に少しずつ成長していく所や、荒唐無稽でありながら妙にリアルな部分もあって大人でも楽しめると思います。