神と仏の道を歩く―神仏霊場巡拝の道公式ガイドブック (集英社新書 ビジュアル版 10V)
確かに神仏霊場を描写する鉛筆画の精度、密度が素晴らしく、とにかくそれには圧倒される。だがそれに比べて、文字による基本情報が、スペースの関係からでしょうが、いまひとつ物足りない。だからこの本は鉛筆画集に見えてきてしまうのです。
(言い過ぎでしょうか?)
神仏霊場会編でありますので、もう少し信仰の面で内容の充実があったらなあ、というのが、多大な労力がかけられたでありましょう本書に対して申し訳ありません、率直な感想というか要望です。今となっては遅いか…。
(内容的な面は私の場合、『神社霊場 ルーツをめぐる』光文社新書を参照しています)