キル・ビル Vol.1 [DVD]
テレビで流れていたCM、情報番組内での取り上げ方で、公開当初は万人向け的なイメージを持たれたようです。タランティーノ作品を多くの人に見ていただくチャンスではありましたが、この手の作品に理解と免疫がない観客(特に彼氏彼女)が劇場に足を運んでいたようで終了後に廊下、昇降階段などで「キモい、最悪、金が勿体無かった、つまらなかった」を連発。 断っておきますが、同作品はファンにとって「直球」のストライク! 期待以上の面白さがあります(そんなファンのリアクションを劇場で目の当たりにして「引きまくる女性客」という劇場内の様子も素晴らしかったです)。母親が幼子に「苦くないでちゅよ~」と、凄まじい劇薬を飲ませる行為に似たようなものでしょうか。「苦いよ」と教えてから、与えた方が良い場合もありますよね。同作品は「年齢制限(R指定)」分の苦さはありますけれど、見所はそっちの方向・角度じゃないってことです。
キル・ビル Vol.2 [DVD]
VOL1より冒頭は面白いが、困ったことにVOL1を見ないと面白さがわからないところがあるのである。
中盤までも面白い。でなんか話が李小龍みたいになって、
落ちは「なんだいこれかい」で終わる。
遊んでつくった映画だなこりゃ。
キル・ビル Vol.1【字幕版】 [VHS]
妊娠中に殺人集団 に頭を打たれ4年間植物人間状態だったユマ・サーマンはあるとき突然目覚め、、復讐を始める。タランティーノ監督が主演のユマサーマンの出産が終わり、体が戻るまでまって、撮影に入った事で有名な久々の作品ですね。タランティーノがほれ込んだ
ユマ はとっても魅力的です。しかしすごい立ち回り。素晴らしいですね。テンポといい、アニメが入って来るタイミングといい、音楽といい非常におもしろい作品です。半分日本的なこののりは、ちょっと古いですが、ブレーランナーの、あの日本の猥雑な描き方とちょっと似てますね。
ド演歌の挿入の仕方もツボにはまっていました。
このアニメチームも日本のチームで、この一作で昨年のデジタルメディアの賞をとりました。
わたしはイタリアあるいは、スペイン系の監督が好きなんですが、彼らは女性を描かせるとやっぱり抜群なんですね。
好きな監督のほとんどが、ラテン系なんだけど、このタランティーノはアメリカですねでもどこかラテンの香りがするんだけど、なぜかしらね。笑
タランティーノとユア・サーマン 見事な創造と申しておきましょう。
「キル・ビルVOL.2」&タランティーノ・ムービーインサイダー (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)
各俳優人の経歴、元ネタ関連映画作品紹介等、全体的に映画パンフレットを濃く深くした感じの作りです。
未見の方に配慮したのか作品本編に突っ込んだネタバレ的要素は少ないです。
映画を観終えて登場人物に思い入れの出来た人には多少物足りないかもしれませんが、GOGO夕張の双子の妹のボツネタ、エル・ドライバーとブライドの対決シーンのボツネタ等、この本でしか読めない未使用脚本も収録されていてファンなら買い!の一冊です。