激闘プロ野球 水島新司オールスターズ VS プロ野球 (GameCube)
よくできたゲームだと思います。
もともとシステムは完成されていて
そこに水島先生のキャラが加わるわけですから。
エディットで野球選手が作れるのですが、
オリジナルの水島キャラや女性選手も作れるという自由度の高さはすごい。
そしてそのキャラを試合で使っていくたびにどんどん強くなり
秘球や秘打を覚えていくシステムもすごく良いです。
ただ残念なのは練習モードがないこと。
操作は試合で覚えればいいのかもしれないけれど
どうせなら試合は勝ちたいですし^^。
あと実況の方も改良の余地はいっぱいあると感じました。
この作品は「買い」ですね。
ドカベン究極のベスト
発売後2年程が経過。最近偶然にその存在を知って、即購入しました。
アニメ放送当時、毎週のOAを心待ちにしていた方でしたら、恐らく満足が得られる内容だと思います。
聴いた時に「あぁ、あったな〜、この曲…」と、全163話を視聴する中で記憶に刷り込まれていたメロディが次々とよみがえってきます。
また、懐かしさもさることながら、改めて感じるのはBGMに名曲が多いことです。
す。
主題歌・挿入歌もフルコーラス収録で、聴き応えがありますよ。
評価の星が4つなのは、CDジャケット(兼、解説書表紙)の使用カット・デザインが今ひとつなことが理由です。
せっかく、フルカラーが使えるのに、よりによって原作の2色カラー原稿(1年夏・土佐丸高戦のサヨナラホームランシーン)なのですから…。
もっとも、「ドカベンは2色カラーの方が印象的、味がある…」といった判断の下で、CD製作者が選考したのでしたら失礼なのですが。
(この点は、'07年7月発売の「ドカベン原画集」に期待。)
激闘プロ野球 水島新司オールスターズ VS プロ野球 (Playstation2)
守備の動作がやや鈍い、
台詞の読み込みが長い、
実在選手が今となっては古いなど粗も多いですが、
水島キャラの再現は非常にしっかりしています。
殿馬の華麗な秘打や岩鬼の悪球打ちはもちろん、
犬神のバッティングが上手いことや、
犬飼武蔵がピッチャーとしてそこそこ使えるなど心憎いまでの再現。
水島キャラ以外に50名以上の自作キャラを作れるので、
北や山岡、谷津(水島グラフィックが用意されている)を作ったりもできます。
自分の育てたキャラで漫画で異常な大活躍をする水島キャラをシメるのも楽しいです。(笑)
ドカベン ドリームトーナメント編 別巻 山田太郎に挑む名選手傑作選 (少年チャンピオン・コミックス)
今回「新潟ドルフィンズ」「京都ウォーリアーズ」に入団した選手たちの代表的なエピソードを、他社に掲載されたままに収録されています。
「へい!ジャンボ」など、今では容易に読むことが出来ない作品もありますので、未見の方などにお勧めです。
※紹介されている選手は、岩田鉄五郎(野球狂の詩)、中西球道(球道くん)、真田一球(一球さん)、新田小次郎(光の小次郎)、岡本慶司郎(おはようKジロー)、ジャンボ(へい!ジャンボ)の6選手です。
ドカベン [DVD]
AMAZONのおすすめDVDを眺めていたら突然目に留まり「おおっ!」小学生の頃東映マンガ祭りの予告編で見て以来、あのマッハ文朱が夏子はん役で岩鬼を投げ飛ばす豪快なシーンが忘れられずにいたのです。早速購入して見てみたのですがこれは突っ込み所満載。剣道やボクシング等の諸部員はおっさん顔で絶対に中学生に見えません(中でもわびすけが一番老け顔)。川谷拓三の殿馬や永島敏行は何度となくネタになり、影丸は崩れた沢田研二というか城みちる似というか…(しかしこの清水審大も永島敏行と同じく本作がデビューですが息の長い俳優になっているようですね)。それでも東映の俳優さん達がプロの仕事をして照れもなく勢いがあってさすがです。
全国公募で選ばれた高品正広は見事な岩鬼役で、これ程までにマンガの岩鬼を再現し得たことが奇跡に近いと思えます。断トツに高い背丈、天井を突き抜け電車より速く走り、サンマをマンガの岩鬼同様骨まで食べてしまう。バンカラ風でありながら人情味あって憎めない雰囲気なのもそうです。本当に大熱演で、これを見るためだけでもこのDVDを買う価値があります。東映はよっぽど高品岩鬼に惚れ込んだのか、このキャラクターを「大鉄人17」で岩山鉄五郎として直接流用しています。
監督の鈴木さんは藤純子の緋牡丹シリーズやトラック野郎の監督として著名で、この映画もマンガの人気を当て込んで作ったものだと思います。岩鬼に限らずこれ程マンガの登場人物達を見事に再現して第一作目としては素晴らしいキャラ立ちの手腕です(ただし不入りだったのか次作は作られませんでしたが)。そして水島新司がスポ根物語にアンチテーゼを投げかけた世界観を良く理解し、その逆転価値を最も体現する岩鬼を最高の形で造形し、息長く活躍する俳優陣を何人か輩出せしめたのは東映と監督の力量そのもの。好事家の好奇対象の作品ではありません。立派な娯楽ムービーです。プロの仕事をどうぞ。