クレージーキャッツ メモリアル DVD-BOX
日本テレビ(「シャボン玉ホリデー」)、TBS(「植木等ショー」)、フジテレビ(「おとなの漫画」)と民放を横断した好企画です。
LDボックスと同内容なら、絶対買いですね。画像の悪さは当時の状況を考えればやむなし。
いやむしろ、現存していることに最大限の賛辞を送るべきでしょう。
「シャボン玉ホリデー」4本分のフル収録はうれしい限り。
しかしなんといっても最大の見所は「クレージーキャッツ結成10周年コンサート」。
「証城寺の狸囃子」フル収録は必見です。
ハチャトゥリアンとお座敷小唄の邂逅は笑いを通り越して感動の域にまで達しています。
クレージーキャッツ 無責任ボックス (初回限定生産) [DVD]
「ニッポン無責任野郎」(昭和37年7月29日封切り)・「ニッポン無責任時代」(昭和37年12月23日封切り)・「クレージー作戦 くたばれ!無責任」(昭和38年10月26日封切り)のクレージーキャッツ初期の3作品は、とりもなおさず東宝制作の全30作品のなかでもっともクレージーキャッツらしい3作品です。
古沢憲吾監督・松木ひろし脚本の「無責任時代」・「無責任野郎」と、坪島孝監督・田波靖雄脚本「くたばれ!無責任」は、それぞれクレージーキャッツの大半の監督を務めた両監督と、クレージーキャッツの魅力を引き出した脚本家のそれぞれのコンビの作品の違いも見所になります。
昭和30年代後半の、高度成長期の東京を懐かしく想い出してもよし、あの時代のパワーを貰うもよし、何にしても、今、腹の底から楽しめる映画ではないでしょうか。
また、「クレージーキャッツデラックス」は、熱烈な大ファンであるあの大瀧詠一氏が総監修しています。
LDに関しては、映像の乱れや汚れがある旨が表示されてましたが、実際に気になることもなく、そのままDVDになったとしても綺麗だと想いますが、できればディジタル処理して頂いて、すこしでもクリアーな映像と音を期待します。
クレージーキャッツ・デラックス [VHS]
往年のクレージー映画のエッセンスを、歌を中心に大滝詠一がサンプリングしたいわばクレージー・ワールドの入門編。
当時大滝は「イエローサブマリン音頭」などの温故知新ネタ路線を爆走中で、それと東宝の思惑が見事にかみ合い、本作が生み出されたことは幸福としか言い様が無い。
クレージーの歌は多くが音源として流通しているが、実際の映画の中で見るとその魅力が一層際立つ。
植木等が人見明と脱力感あふれる表情で踊りまくる「シビレ節」や、ラスベガスの大通りを交通規制し過剰に踊り歌う「ハローラスベガス」などは、まさに映像でしか味わえない強烈なインパクトだ。
特に「ハッスル・ホイ」で「ハッスルハッスル」と連呼し万歳しながらカメラによってくる植木等のイってしまった表情は最早ホラーの域である。
制作当時再発売された作品に重点が置かれた大人の事情のせいでダレ気味の後半や、例えば「大冒険」の「辞世の歌」等の、物語の前後が判れば百倍笑える隠れた名曲が漏れていたりと、今となってはいささか残念だ。
しかし、クレイジーが最も輝いていた時代のエッセンスが詰まった名編集である事には間違いない。
入門編とは書いたが、50周年を迎えて本来あるべき全作品DVD化の動きが不透明な状況下では貴重な情報源である。
映画とシングルカットで歌詞が違う曲も多数有り、マニアを自認するなら是非見ておく必要があるだろう。
結成50周年 クレイジーキャッツ コンプリートシングルス HONDARA盤
このCDを入手して久しぶりに彼らの曲を聞きなおしてみたのだが、今更ながら
歌詞、アレンジ、表現力等、質の高さにおどろいた。
感受性豊かな子供の時期にこれらの質の高い楽曲に触れられたことを本当に
幸せに思うし、今こういうギャグにも音楽にも強いグループがいないことが悲しい。
DISC-1、4の豪快さ、7、15の哀愁、13のシュールさ、DISC-2、9の屈託の無さ等
どれをとっても曲として一級品。
イロモノと勘違いしている人もいるかもしれないが、日本のポップス史上トップクラス
のアーチストなのだから絶対に聴くべし。
でもDISC-2、17で日頃聞きなれない言葉が突然出てくるので、ここはドキっとする。
再プレスの際には消されるかもしれないので入手はお早めに。
クレージーキャッツデラックス [DVD]
往年のクレージー映画のエッセンスを、歌を中心に大滝詠一がサンプリングしたいわばクレージー・ワールドの入門編。
当時大滝は「イエローサブマリン音頭」などの温故知新ネタ路線を爆走中で、それと東宝の思惑が見事にかみ合い、本作が生み出されたことは幸福としか言い様が無い。
クレージーの歌は多くが音源として流通しているが、実際の映画の中で見るとその魅力が一層際立つ。
植木等が人見明と脱力感あふれる表情で踊りまくる「シビレ節」や、ラスベガスの大通りを交通規制し過剰に踊り歌う「ハローラスベガス」などは、まさに映像でしか味わえない強烈なインパクトだ。
特に「ハッスル・ホイ」で「ハッスルハッスル」と連呼し万歳しながらカメラによってくる植木等のイってしまった表情は最早ホラーの域である。
制作当時再発売された作品に重点が置かれた大人の事情のせいでダレ気味の後半や、例えば「大冒険」の「辞世の歌」等の、物語の前後が判れば百倍笑える隠れた名曲が漏れていたりと、今となってはいささか残念だ。
しかし、クレイジーが最も輝いていた時代のエッセンスが詰まった名編集である事には間違いない。
入門編とは書いたが、50周年を迎えて本来あるべき全作品DVD化の動きが不透明な状況下では貴重な情報源である。
クレイジーの歌には映画とシングルカットで歌詞が違う曲が多数有り、マニアを自認するなら是非見ておく必要があるだろう。