日本でいちばん大切にしたい会社
久々に感動しました。
先日、ネッツトヨタ南国の社長の講演で涙した私ですが、同じ軸を感じます。なにをするにも、社員が幸せでないと。それは、頭ではわかってはいても、なかなか徹底できないものがある。ついつい、目先の目標や業績に注力しがち。でも、それを追っていくと、一番大切なものを、失ってしまうのでしょうね。この本は、プレゼントされて読んだのですが、誰かに、必要としている人に、贈ろうと思います。
工場萌えF
この本はなにより石井氏の写真!
迫力が前作より数段アップしたように思う。
本屋でひと目見て購入を決意しました。
しかし、全く不満がないわけではない。
全体的に良書ではあるのですが、個人的にはドイツの「フェルクリンゲン製鉄所」はそれのみで一冊作って欲しかった。
インパクトの強い物件を組み合わせることでウリを作るのはわかるのだが、
少し散漫な印象があるし、「フェルクリンゲン製鉄所」をもっと見たいというのもある。
石井氏には今後どんどん世界中の工場を撮影して欲しい。
日本でいちばん大切にしたい会社3
ベストセラーの3作目。
これまでの2作でも非常に心を打たれる
内容が多かったのですが、
同書に関しても、これまで同様、心を打たれる
経営をしている会社が紹介されている。
利益至上主義、株主至上主義といった
資本主義の原則は、無機質に思えて仕方がない
部分がありますが、同書には温かみを感じます。
経営の本質はここにあると感じます。
利他のすすめ~チョーク工場で学んだ幸せに生きる18の知恵
障がい者雇用を続けるということは並大抵のことではできない。
それでも、本気で取り組むことで会社内の仕組みに革命が起きるのかもしれない。
僕自身の会社を見ていてもまだまだ本気ではないと感じている。
著者の会社が次世代の経営者を迎えて、さらに発展できるかが今後の注目すべきところを考えています。
働く幸せ~仕事でいちばん大切なこと~
ひょんなことがきっかけで障害者雇用を始め、気がついたら(というか意図してですが)社員の7割が知的障害者というチョーク製造会社の社長さんの本。
私は正直、この手の本が苦手でいつも回避しているのですが、私の好きなテーマ「働くとは何か」という切り口があるようなので、その視点で手にとりました。
「人間の究極の幸せは、人に愛されること、人にほめられること、人の役にたつこと、人から必要とされること」…この4つの幸せは働くことによって得られると…。いい言葉ではありませんか。
また、初めて働く障害者のひたむきな努力、社長さんや周りの健常者が考える、障害者でも仕事が簡単にできるような仕組みづくり…ついつい職場にいる出来の悪い後輩などを思い浮かべ、彼らにも同様のことが言えるのでは?と苦笑してしまいました。能力が低くてもひたむきさがあれば、それを成長させてあげるのは上司の役目なのかな、と。
障害者雇用という視点ではない、違う意味で心にしみた一冊でした。