SDガンダムGジェネレーションギャザービート WS 【ワンダースワン】
一年戦争がメインのストーリーなのですが、
大胆かつ混沌とした話が展開されます。
ガンダム作品だけに特化したゲームだけにクロスオーバーもすごく、
戦闘前会話も豊富です。
カミーユに明鏡止水を開眼させたかったらプレイしましょう。
ユニットもPSの初代Gジェネのように、一年戦争中でありながら
いかに早く強いMSを開発するか、という楽しみがあります。
どうでもいい話ですが、この作品より
「携帯機Gジェネにおけるガロード(およびX)不遇伝説」が始まります。
今作ではフロスト兄弟には専用のゲテモノガンダムが用意されているのに
(おまけにラストでは…)
それに比べてガロードはXがないのでUC系列のMSに乗り続けるしかないという悲劇が…
WONDER WHEEL
前作の奔放さがさらにスケールアップして、レベルの高さを誇示する横浜の1MC&1DJのセカンドアルバム。
個人的に、内輪ウケに終始するようなヒップホップゲーム(笑)には興味がないので、ライムスターの宇多丸が参加していることにあまり意義を感じないが、
それは置いといても、パブリック・エネミーなどサンプリングの大ネタを使ったり、人情感溢れる(?)スクラッチを随所に適宜組み込んだり、
それだけでも充分楽しませてくれる仕上がりになっているが、何よりも「ポップ」に聴ける……難しいこと考えずに、気軽に聴ける仕様になっている点が好ましい。
しかも、安易な「10・3 かあ・3 ありが・10」(by浜渡浩満)みたいな、妙にせせこましくて恩着せがましい、
オリコンチャートを席巻している腐った死体級に悪臭を放つヒップホップとは対極に位置する、
本当に自分たちがカッコいいと思っていることを素直にやっている姿勢はえらい。カッコ悪かったらラップなんてしないもんね。
こういう作品がある意味ヒップホップの核心を突いていると思う。
ジャーナリストはハードコアだとかハスラー系だとか、変に「リアル」を追及するあまり、凡庸なこと(「子どもの頃は楽しかったな〜」的な不健全なノスタルジー)しか言えなくなったラッパーを称賛するようだけど、
楽しく聴けることも重要だと思う。
STAR
非常にタイトで締まったアルバムです。
ここにきて名盤が生まれたように思えます。
昨年のマタ逢う日マデのリミックスシングルや、
ベスト盤収録の新曲などいい流れは続いていましたが、
センス・オブ・ワンダーを聴いて、ん?と感じた方。
その勢いでこのアルバムを手にとってみてください。
このキャリアだからこそ出来た、彼らの新たな世界が広がっています。
ルース
最初の印象はあまり良くなかった。ポップすぎると思った。
メロディはいいがリズムが単調で、すぐ飽きてしまうだろうと思っていた。
スティービー・ワンダーの参加など、
なんかビッグすぎて穿った思いを持ってしまった。
MPBの啓蒙にも商業的にも成功したが、
その先が感じられない作品とまで思った。
しかし、改めて聴いてみると爽やかでいいではないか。
リズムの弱さは今でも確かに感じるが、
明快なリズムこそこの音を生かしているとも感じられる。
ジャヴァンの魅力はそのヴォイスと楽曲にある。
神の声といわれたミルトン ナシメントを彷彿させる
「とおった声」は聴くものを包み込み魂を揺さぶる。
そして、美しい楽曲はヴォイスの魅力を遺憾なく発揮する。
スティービー ワンダーが当時無名だったジャヴァンの申し出を快諾したのは
正にその点を見抜いたのではないだろうか。
まずは一曲目の「SAMURAI」を聴いていただきたい。
この一曲にアルバムのコンセプトが集約されているといえよう。
哀愁漂うスティービーのハーモニカとジャヴァンの声は
言葉の壁を通り抜けて語りかけてくる。
「Luz」「Sina」「Acai」と魅力ある曲が続き、
思わず書いていても熱くなってしまうが、
あとはお聴きになってみて確かめていただくのが一番かと思う。
どうぞブラジルの熱い息吹を感じていただきたい。
1.SAMURAI
2.Luz (光)
3.Nobreza(高貴な女)
4.Capim(カピーム)
5.Sina
6.Petala(花)
7.Banho De Rio(水浴び)
8.Acai(椰子)
9.Esfinge(スフィンクス)
10.Minha Irma(妹)