ヘルプマン!(21) (イブニングKC)
あの日、その数時間前まであった街が、一瞬で消えた。
自分は幸い別の地域にいたので助かったが、その後の避難所の状態、食糧不足。
当時2歳の娘があんぱんを食べたいと泣いていたことが思い出されます。これは一生忘れる
ことがないでしょう。
本書に出てくる神崎君がぶつかる現実、悩み、試練、再び立ち上がるまでの経過は、同
業者である自分がそのまま現実にぶつかったことでした。
同業者だけではない、被災した方、被災はしていない一般の方、すべてに読んでほしい内
容です。おすすめです。
本書の中に、この国はいつもそうだ、必要な時に間に合わない。というセリフがありますが、
まさに現実ではないでしょうか。政治家のみなさん、福島原発然り、今回の介護保険制度の
改正然り、現場を見ていない非現実的なことばかりですよ。あなた方も読んだほうがいい!