トリックの教科書―イカサマ超常現象を暴く!! (DATAHOUSE BOOK)
テレビ放映された超能力番組のイカサマぶりを徹底的に暴露する本です。と学会の山本会長が推薦していたので一読しました。
超常現象を無批判に受け入れてしまう知人がちらほらいるので、こういった批判本はぜひとも推奨したいのですが、超能力おたく君が見せる超能力番組ビデオに著者がため息混じりで反論する、という流れが私にはどうもダメでした。最初から最後までダレ気味で、せっかくの謎解き部分にも心動かされることはありませんでした。
と学会本の面白さはボケ・ツッコミの巧妙さにあるのですが、新人漫才コンビのような稚拙なやりとりにイラ立ちさえ感じました。
超能力者のパフォーマンス部分→暴露部分を拾い読みすれば、30分ほどでその程度でこの本のエッセンスをつかめるはずです。
Mr.マリック 超魔術の嘘―トリックの全貌を公開!! (DATAHOUSE BOOK)
Mr.マリックの超魔術のトリックを暴いたもの。
と言っても著者は超能力肯定論者だから笑う。
超常現象は全て手品のトリックで説明が付くのに、
わざわざ超能力などという非科学的な概念を持ち出す輩は、
科学に造詣がないという風潮に反論する為に、
私は超能力を認めているが、科学知識も豊富で、
Mr.マリックのトリックを全て暴けますと主張した本。
トリック暴きに専念していれば為になるが、
謎の「意志」に基く謎の組織が、超能力やUFOの存在を否定する活動をしているのだという、トンデモ理論も開陳していて、
ニャントロ星人の陰謀がどうたらという、トンデモ本と本質は同じである。
超能力やUFOを研究されると、重力制御理論に到達するので、
謎の組織は重力制御理論を秘密にしておきたいので、
超能力やUFOの存在を否定する活動をしているのだそうです(藁
声高々に叫べ!
「超能力など存在しないのが明白な要素なのだ!」