コーチングのプロが教える リーダーの対話力 ベストアンサー
コーチングのスキルを紹介した本はあまた出版されています。この本もその一つですが、今までのものとは違う点があります。それは、ビジネスの現場で大事にしたいと思うが、誰も、その一言を言っても良いのかなぁ・・・と思っている点を、堂々と、言っても良いのでは、と示唆しているところです。誰もが本音を
言うことで、自分が浮いてしまう、そんな青臭いことはいまさら言えない・・・なんて思うことは多くあります。でもそんなビジネスの現場で、あえてその一言を言ってみようという勇気を本書は与えています。「答えはその人の中にある」、これは数あるコーチングの流派に中にあっても、共通することでしょう。
でも、本当にこのことを信じて、「人」に関わることを真剣に真摯に実行している人はどれだけいるのでしょうか。人に言う前に、「リーダーである自分はどうなのか?」、まず「リーダーから=まず自分から」という視点は、コーチングをスキルとして捉え、まず目線を部下に持っていくというこれまでのスキル紹介の本とは一線を画していると思います。部下指導の前に、まずリーダー、自分からという視点は、この本を手に取った人自身の「振り返り」から、ということです。この春、リーダーとして自覚のある人に読んでもらい1冊です。