たまの最期!! [DVD]
ラストライブ3日間のベスト(?)テイクを収録したDVDです。
各日曲目が変わるアンコールも全曲入ってます。
MCもかなり入っています。豪華(?)おまけ映像も入ってます。
音質も良いので、ファンならば、ラストライブを見た人も、
そうでない人でもおそらく大体納得できる内容でしょう。
このバンドが好きならば、「買い」です。
たまの映画 DVD-BOX
バンド解散後のメンバー関連のパッケージ商品では、
一番まともに撮れてる映像なのですが、
そして、一番手に入りやすいものなのですが、
(BOXだとライブ映像も増えますよ!)
メッセージ性だとか、
なんでこういうシナリオなんだとか、
インタビューの内容だとか、
ライブ撮ってるのに1カメラかよとか、
コアなファンであればあるほど、不満だろうなあという内容ではあります。
(でも画質音質はいつものたまメンバー関連商品よりはいいと思います)
ただ、逆にライトなファンだとか、
バンドとしての音楽をほとんど知らない人の方が、
「メッセージを持った映画」として楽しめるのかもしれません。
個人的には、
冒頭の石川さんとサード・クラスの演奏が良かったので、
それだけで★4つ、
でもベイビーのインタビューも大幅カットらしいですし、
サード・クラスのインタビューはカットされたらしいので、
それ以上の加点はありません。
どうせBOXだったらば、ノンカットのそれらは収録して欲しかったです…。
中学生の頃、たまの大ファンだった。でも、お金がなくてライブには結局一度も行けなかった。
この映画で知久さんへのインタビューシーンが有るが、久しぶりに見る彼は頭が薄くなっていて前歯も抜けていた。
知久さんは、健康オタクの父親が交通事故であっけなく亡くなってしまった事を「面白い」と表現していた。
結局どう生きようが、運命からは逃れられない。ならば、なるべくやりたい事だけをしよう。我慢するのは止めよう。そう知久さんは語った。
薄くなった頭も、抜けた前歯もありのまま受け入れよう。別に隠す必要なんてない。そんな風に思えた。
素敵だなと思えた。自分もそうありたいなと思った。
この映画は、何故か我が身を振り返る気持ちにさせる映画です。是非、御覧下さい。
たまの映画 [DVD]
昨今の音楽メディアのことについても考えさせられた。
自分は、音楽番組などを見ていて、「何でこんな音楽性のないやつらが売れているのか…。」と歯がゆい思いをしたことがあるし、
アングラですごくいい音楽をやっている人たちを見ると「もっとメディアに露出できたらいいのに…。」と悔しく思ったこともある。
けれど、有名になることと引き換えに失われてしまうかもしれないこと、「余計なことばかりやっていた。」という言葉、
もしかしたら、本当に音楽をやっていきたい人は、今のメディアの環境で、ただめまぐるしく扱われ、自分らしさを見失うくらいなら、
アングラで自分の「やりたいことだけ」をやっていくほうがよっぽどいいのかもしれないと、この映画を見て思い知らされた。
ドキュメンタリー映画というものをはじめてみたので、ジャンルとしての良し悪しはわからないが、
映画としては、すばらしい一本であると思う。
このライブにも行き、
このDVDも先行販売で購入しましたが、これはお得です。
舞台裏からのメッセージもありますし、
メニュー部分もちゃんと凝ってます。
「ライブ・イン・ニューヨーク」のCDとあわせて聴くと、
やはりこのバンド、ライブ良かったなぁと思うハズです。
「地球レコード」の作品はまだ廃盤にはならないそうですが、
手に入れやすいうちに手に入れておいたほうが良いですよ。