新宝島 (手塚治虫漫画全集)
周知のごとく、本作は戦後日本漫画の出発点と言われる1947年に出版された「新宝島」そのものではなく後年のリメイク版である。手塚治虫の生前は作者自身の希望によりオリジナル版が封印されて刊行できなかったため、長らくこちらのリメイク版を読むことしかできなかった。
2009年にオリジナルの「新宝島」がついに復刻されたが、それでは本作の存在意義がなくなったのかというとそうではないと思う。本作とオリジナル版を読み比べることによって、手塚治虫自身がなぜオリジナル版を嫌ったのかが浮き彫りになるのである。
オリジナルはいわゆる描き版といわれる職人によるトレスであり手塚治虫自身の絵とは言えないこと、もともとあったオチが削られて本来意図していた構成ではなくなってしまったこと、主要人物の顔を勝手に描き換えられてしまったことなどが重なり、作者としてはとうてい許容できないものになってしまった。「新宝島」は確かにエポックメイキングであり漫画史上極めて重要な作品ではあるのだが、作者としてはそれを世に出したくないという葛藤が生み出したのが本作である。初版から40年近く経っているのだからそこまでこだわなくてもと思ってしまうのだが、そこがわたしのような凡人には理解できない稀代の漫画家としての挟持なのだろう。
オリジナルの復刻版とリメイクである本作を読み比べることによって、単に歴史的な書物としてではなく生きた人間としての手塚治虫の苦悩と作家としての挟持をも味わうことができるのである。
2009年にオリジナルの「新宝島」がついに復刻されたが、それでは本作の存在意義がなくなったのかというとそうではないと思う。本作とオリジナル版を読み比べることによって、手塚治虫自身がなぜオリジナル版を嫌ったのかが浮き彫りになるのである。
オリジナルはいわゆる描き版といわれる職人によるトレスであり手塚治虫自身の絵とは言えないこと、もともとあったオチが削られて本来意図していた構成ではなくなってしまったこと、主要人物の顔を勝手に描き換えられてしまったことなどが重なり、作者としてはとうてい許容できないものになってしまった。「新宝島」は確かにエポックメイキングであり漫画史上極めて重要な作品ではあるのだが、作者としてはそれを世に出したくないという葛藤が生み出したのが本作である。初版から40年近く経っているのだからそこまでこだわなくてもと思ってしまうのだが、そこがわたしのような凡人には理解できない稀代の漫画家としての挟持なのだろう。
オリジナルの復刻版とリメイクである本作を読み比べることによって、単に歴史的な書物としてではなく生きた人間としての手塚治虫の苦悩と作家としての挟持をも味わうことができるのである。
サクラ大戦 スーパー歌謡ショウ「新宝島」
今回のCDで初の試みとなるのが、曲の合間に入るさくらと、香蘭、マリアのやりとりです。最初の少しだけしか、セリフなんて入ってないんだろうなぁ・・と思いつつ、勇気を持って購入。
聞いてびっくり!!少しだけなんて私の思いこみでした(笑)
詳しく書いてしまうと、ネタばれになってしまうので書けませんが、一曲一曲の間に、三人のやりとりが入り、思わず笑ってしまいました。
二部の方では、物語の成り行きの解説が入りつつ、ボケ有りで、曲と曲のつながりが見えて、良かったです。三人のやりとりがどの程度入っているのか不安で、購入を迷ってる方多いいと思いますが、普通に聞いてても面白いです。DVDとは違いますが舞台の臨場感があり、トーク有り良いと思いますよ。
聞いてびっくり!!少しだけなんて私の思いこみでした(笑)
詳しく書いてしまうと、ネタばれになってしまうので書けませんが、一曲一曲の間に、三人のやりとりが入り、思わず笑ってしまいました。
二部の方では、物語の成り行きの解説が入りつつ、ボケ有りで、曲と曲のつながりが見えて、良かったです。三人のやりとりがどの程度入っているのか不安で、購入を迷ってる方多いいと思いますが、普通に聞いてても面白いです。DVDとは違いますが舞台の臨場感があり、トーク有り良いと思いますよ。