ヒノコ 第1巻 (花とゆめCOMICS)
大和〜奈良時代あたりをモチーフとしたファンタジーです。
文字(漢字)の持つ意味を具現化できる少女マユラと浮浪児シンが、彼女の存在を危ぶむ役人(警備隊長)から逃げつつ、絆を深め成長していくという王道の旅物語です。
少年と少女が旅をしながら成長していくという展開自体はありがちですが、漢字や巫女の設定を上手く取り入れて津田先生らしさを演出していると思います。
また、マユラとシンは漢字の知識を持つ芝姫と子供の一馬という感じなので、すんなり入ってきました。
絵巻物のような作風は好き嫌いが分かれるところでしょうが、個人的にはもはや津田先生の形式美だと思います。
戦闘等の迫力には欠けるものの、間の取り方や微妙な緊張感の描写、緩急の描き分けは流石ですし、世界観を感じられるので好きです。
歴史好きな先生のこだわりを前作同様(それ以上に?)、随所で見られる点も好感を持ちました。
反面、女の子はもうちょっと可愛く描いてほしいな、と思う場面もありました。舞台設定上、ある程度出てくるような女性キャラに可愛らしさを持たせるのは難しい所もあるのでしょうが、それにしても野暮ったいと感じることが…。
ただ、男性側のシンは最初から最後まで可愛いかったし、クランドも格好良かったです。
次巻以降も楽しみにしています。
文字(漢字)の持つ意味を具現化できる少女マユラと浮浪児シンが、彼女の存在を危ぶむ役人(警備隊長)から逃げつつ、絆を深め成長していくという王道の旅物語です。
少年と少女が旅をしながら成長していくという展開自体はありがちですが、漢字や巫女の設定を上手く取り入れて津田先生らしさを演出していると思います。
また、マユラとシンは漢字の知識を持つ芝姫と子供の一馬という感じなので、すんなり入ってきました。
絵巻物のような作風は好き嫌いが分かれるところでしょうが、個人的にはもはや津田先生の形式美だと思います。
戦闘等の迫力には欠けるものの、間の取り方や微妙な緊張感の描写、緩急の描き分けは流石ですし、世界観を感じられるので好きです。
歴史好きな先生のこだわりを前作同様(それ以上に?)、随所で見られる点も好感を持ちました。
反面、女の子はもうちょっと可愛く描いてほしいな、と思う場面もありました。舞台設定上、ある程度出てくるような女性キャラに可愛らしさを持たせるのは難しい所もあるのでしょうが、それにしても野暮ったいと感じることが…。
ただ、男性側のシンは最初から最後まで可愛いかったし、クランドも格好良かったです。
次巻以降も楽しみにしています。
彼氏彼女の事情 VOL.3 [DVD]
仮面を取った雪野にクラス女子からの陰湿なイジメにあったり、有馬と付き合う事で難癖付けられ因縁をかけられたり、妙な生々しさが見ていて引き付けられた。
一癖も二癖もあるキャラクター達が増え、宮沢の周りは賑やかになって面白い。
でも、有馬は??
そう、有馬と宮沢の溝を見せる複線でもあるのです。
青春って悩み苦しむもんなんですなぁ。
なぁ~んて、そんなほろ苦さを思い出させてくれる。
一癖も二癖もあるキャラクター達が増え、宮沢の周りは賑やかになって面白い。
でも、有馬は??
そう、有馬と宮沢の溝を見せる複線でもあるのです。
青春って悩み苦しむもんなんですなぁ。
なぁ~んて、そんなほろ苦さを思い出させてくれる。
ヒノコ 3 (花とゆめCOMICS)
1・2巻は静観しつつ、2巻目から面白いと感じていましたが、今巻から物語が本格的に発動。
書いた漢字の意味を実現化するマユラの絶大な力を邪な目的で近づく輩が多く、人間不信になっていたマユラ。
そんなマユラに損得関係が無く人間らしい感情を教えてくれたのが浮浪児であったシン。マユラは少しづつ人間らしい感情を取り戻し、笑顔さえ見せ始めます。
そんな中、彼女の周りには次第に信頼出来そうな大人が集まりだし、彼らを信頼しだして自分の世界を広げようとするマユラにシンが不安をあらわにします。
元浮浪児であったシンが大人で頼りになるクランドに強く嫉妬し、マユラを全身全霊をかけても守りたいとマユラに縋りつきます。頑張れシンと応援したくなります。
また1つのエピソードには物語の流れを表す漢字の一文字が副題にあり、その字の内容が深く物語に関わってきて、お勉強になります。
単行本のオビに漢字検定のお墨付きがあるのを、とても納得してしまいました。
ラストでは彼女の能力に関連した政治的な動きがあり、ただ1人の人間としてシンと穏やかに生きていきたいマユラに暗い影が忍び寄ります。どう物語が展開していくか、とても楽しみです。
書いた漢字の意味を実現化するマユラの絶大な力を邪な目的で近づく輩が多く、人間不信になっていたマユラ。
そんなマユラに損得関係が無く人間らしい感情を教えてくれたのが浮浪児であったシン。マユラは少しづつ人間らしい感情を取り戻し、笑顔さえ見せ始めます。
そんな中、彼女の周りには次第に信頼出来そうな大人が集まりだし、彼らを信頼しだして自分の世界を広げようとするマユラにシンが不安をあらわにします。
元浮浪児であったシンが大人で頼りになるクランドに強く嫉妬し、マユラを全身全霊をかけても守りたいとマユラに縋りつきます。頑張れシンと応援したくなります。
また1つのエピソードには物語の流れを表す漢字の一文字が副題にあり、その字の内容が深く物語に関わってきて、お勉強になります。
単行本のオビに漢字検定のお墨付きがあるのを、とても納得してしまいました。
ラストでは彼女の能力に関連した政治的な動きがあり、ただ1人の人間としてシンと穏やかに生きていきたいマユラに暗い影が忍び寄ります。どう物語が展開していくか、とても楽しみです。
ヒノコ 4 (花とゆめCOMICS)
前作の「ちょっと江戸まで」がわりとゆるい空気で、スジの割には緊迫感薄めで完結していたので、
こちらの「ヒノコ」もほのぼのした空気感で完結するのかなーと想像していたのですが、今回の4巻で急展開。
ショタだったあの子が…!!!あぁぁぁぁ…つД`)・゚・。・゚゚・*:.。
おねショタ好き的にはちょっと複雑な気持ちになりましたが、70年代くらいの王道少女マンガ的展開に、胸躍らせております。
画面に「イティハーサ」的な濃度を求めるとツラくなるのですが、津田先生のシンプルな構成に慣れている方は問題ないかと。
恋愛方面も気になるし、古代日本史?的にもどう落とすかも読みたいし、漢字の成り立ちをどうストーリーにからませてくるかも
楽しみだし…と多方面で楽しめる1冊になっているかと思いますので、ぜひぜひお手に取ってご一読くださいませ。
こちらの「ヒノコ」もほのぼのした空気感で完結するのかなーと想像していたのですが、今回の4巻で急展開。
ショタだったあの子が…!!!あぁぁぁぁ…つД`)・゚・。・゚゚・*:.。
おねショタ好き的にはちょっと複雑な気持ちになりましたが、70年代くらいの王道少女マンガ的展開に、胸躍らせております。
画面に「イティハーサ」的な濃度を求めるとツラくなるのですが、津田先生のシンプルな構成に慣れている方は問題ないかと。
恋愛方面も気になるし、古代日本史?的にもどう落とすかも読みたいし、漢字の成り立ちをどうストーリーにからませてくるかも
楽しみだし…と多方面で楽しめる1冊になっているかと思いますので、ぜひぜひお手に取ってご一読くださいませ。