嫌われ松子の一生 通常版 [DVD]
途中までずっと、見てるのが苦痛だった。
コメディタッチが、まあ何と言うのだろう、過剰というか、生の舞台で声張り上げてオーバーアクションで演じるのを、そのまま映像作品でやってるみたいな感じで、それを美人の見本のような中谷美紀が頑張ってやるのが、ますます痛々しくて。
純粋に笑いという面から言ったら、もう全然駄目で、全く笑えないし。
あと、主人公に降りかかる災難。
それが、いかにも意地悪く、世知辛く、暴力的で。
自業自得? とんでもない。悪意と、無責任と、優しさの無さが、松子の人生をよってたかって締め上げるのだ。
それをここまでストレートに描かれたら、嫌悪感なし見ることなんてできない。
それが、後半に入って、変わってくる。
松子の人生に対して、不思議な親近感がわいてくるのだ。
彼女の甥が、彼女の足跡を何気なくたどるうちに、いつかその人生に入り込み、そこにあった彼女の心を少しずつ知っていくのだが、見る側も知らず知らずその甥の気持ちに同化して、一緒に松子を追いかけてしまう。
そこに引き込んでいく手際は鮮やかだ。
ラストにはもう、松子の人生が愛おしく、それが哀しく悲惨な出来事でいっぱいだった故に、余計に切なくて、まさにこのストーリーでしか描けない感動があったと思う。
ただそれでも、前半の嫌悪感は、消えないのだ。
喉にささった魚の骨みたいに。
何故松子を、こうも殴らせたがるのだろう。
これは、そういう場面が描きたいと思っているから、こうなるのだ。絶対に。
主人公のヒロインの顔を、男が拳でぶん殴る場面が、不可欠だと思って作られた映画であるということなのだ。
実は殴る場面だけじゃなくて、松子のやりすぎの変顔も、風俗店で教えられて繰り返すスクワットも、下品なラブシーンも、全部感覚としては同じものがある。
それは、この映画の感動を作り上げるために、本当に必要なものだったのだろうか?
もしそうだとしても、自分はそれに対する嫌悪感を、失くすことはできない。
コメディタッチが、まあ何と言うのだろう、過剰というか、生の舞台で声張り上げてオーバーアクションで演じるのを、そのまま映像作品でやってるみたいな感じで、それを美人の見本のような中谷美紀が頑張ってやるのが、ますます痛々しくて。
純粋に笑いという面から言ったら、もう全然駄目で、全く笑えないし。
あと、主人公に降りかかる災難。
それが、いかにも意地悪く、世知辛く、暴力的で。
自業自得? とんでもない。悪意と、無責任と、優しさの無さが、松子の人生をよってたかって締め上げるのだ。
それをここまでストレートに描かれたら、嫌悪感なし見ることなんてできない。
それが、後半に入って、変わってくる。
松子の人生に対して、不思議な親近感がわいてくるのだ。
彼女の甥が、彼女の足跡を何気なくたどるうちに、いつかその人生に入り込み、そこにあった彼女の心を少しずつ知っていくのだが、見る側も知らず知らずその甥の気持ちに同化して、一緒に松子を追いかけてしまう。
そこに引き込んでいく手際は鮮やかだ。
ラストにはもう、松子の人生が愛おしく、それが哀しく悲惨な出来事でいっぱいだった故に、余計に切なくて、まさにこのストーリーでしか描けない感動があったと思う。
ただそれでも、前半の嫌悪感は、消えないのだ。
喉にささった魚の骨みたいに。
何故松子を、こうも殴らせたがるのだろう。
これは、そういう場面が描きたいと思っているから、こうなるのだ。絶対に。
主人公のヒロインの顔を、男が拳でぶん殴る場面が、不可欠だと思って作られた映画であるということなのだ。
実は殴る場面だけじゃなくて、松子のやりすぎの変顔も、風俗店で教えられて繰り返すスクワットも、下品なラブシーンも、全部感覚としては同じものがある。
それは、この映画の感動を作り上げるために、本当に必要なものだったのだろうか?
もしそうだとしても、自分はそれに対する嫌悪感を、失くすことはできない。
嫌われ松子の一生 愛蔵版 [DVD]
内容は重く、最後まで救いが無い。
でも中島監督の独特なセンスで重く感じさせず
松子の一生分をうまくテンポ良く纏めている。
まるでディズニー映画を見ているような気分にさえなる。
壮絶なのに笑えるセンスの良さはさすがです。
でも実際身近な問題だったりする。
DVや失職、孤独や家族との確執、諦めや絶望感
誰しもが隠し持っている問題。
だから、少し自分と重なる人も多いのでは。
「子供の頃は未来は輝いていると信じているでしょ?
でも大人になってみると辛い事やみじめな事ばかり」
こんな台詞も歳とった私には涙が出ました。
号泣とまではいきませんが、3度程涙が流れました。
松子はとても愛すべきダメ女です。
でも中島監督の独特なセンスで重く感じさせず
松子の一生分をうまくテンポ良く纏めている。
まるでディズニー映画を見ているような気分にさえなる。
壮絶なのに笑えるセンスの良さはさすがです。
でも実際身近な問題だったりする。
DVや失職、孤独や家族との確執、諦めや絶望感
誰しもが隠し持っている問題。
だから、少し自分と重なる人も多いのでは。
「子供の頃は未来は輝いていると信じているでしょ?
でも大人になってみると辛い事やみじめな事ばかり」
こんな台詞も歳とった私には涙が出ました。
号泣とまではいきませんが、3度程涙が流れました。
松子はとても愛すべきダメ女です。
嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)
アパートの一室で惨殺された女性の生涯を、描いた作品。
主人公の松子は、教師を退職後、次々に悲惨な運命をたどる。その原因となっているのは、ほとんどが男。見る目がないのだ。本人的には幸せを求め行動しているつもりだが、深く考えず、先を見ないで行動するため、結局うまくいかない。その繰り返しで、読んでいてつらくなる。自分は男だが、「こうはならない」と100%いえるのか、といわれると断言できない気もする。
救われるのは、松子の生涯を調べ、成長していく甥っ子、笙の姿だ。彼が読者の気持ちを代弁してくれる。
主人公の松子は、教師を退職後、次々に悲惨な運命をたどる。その原因となっているのは、ほとんどが男。見る目がないのだ。本人的には幸せを求め行動しているつもりだが、深く考えず、先を見ないで行動するため、結局うまくいかない。その繰り返しで、読んでいてつらくなる。自分は男だが、「こうはならない」と100%いえるのか、といわれると断言できない気もする。
救われるのは、松子の生涯を調べ、成長していく甥っ子、笙の姿だ。彼が読者の気持ちを代弁してくれる。
サビてからでは遅いのだ BMW 3シリーズ 5シリーズ ドアストライカー カバー (3個)
ドアを開けた時にしか見えないものですが、あるとないとでは大違い!!
ドアストライカーのビスの部分が見えなくなり高級感が出ます。
ドアストライカーのビスの部分が見えなくなり高級感が出ます。
ドラマ版 嫌われ松子の一生 Vol.4 [DVD]
最近、あらためて全編 観なおしましたが僕はドラマをみて初めて泣きました
純粋な女性、松子が悪い方向に流され行くさまは、自分が何とかしてやりたい
気持ちになり心がとてもハラハラして、時間を忘れてドラマの中の一人に
なったようだった気がしました。内山さん演技は、素晴らしい
世間の評価は低すぎると思います。
純粋な女性、松子が悪い方向に流され行くさまは、自分が何とかしてやりたい
気持ちになり心がとてもハラハラして、時間を忘れてドラマの中の一人に
なったようだった気がしました。内山さん演技は、素晴らしい
世間の評価は低すぎると思います。