日本機能性医学研究所 超速攻美容エナジープラセンタドリンク「エタニテ」1箱5本(50ml)入り
コラーゲン入りのドリンクはクセのあるものが多いですが、これはかなり飲みやすいです。飲んですぐに力がみなぎるような感じはありませんが、2、3時間経って気づくと疲れが解消されています。ストレスで疲れてぐったりしていた時に飲んで、しばらくして鏡を見たら、表情の疲れが消えて目力が戻っていたので気づきました。毎日飲み続けるものとしてはちょっとお値段が張るので、必要な時のために常備しておくといいかもしれません。
血の魔術師(〇〇までにこれは観ろ! ) [DVD]
本作は、ルイスの代名詞としてこれほど相応しいものはない血のイリュージョンを見せていたにも拘らず、
その演出は手品師と呼べるほど手際のよいものではないと、言われている。
それは、何故なのだろう。現実と虚構の境界を曖昧に描いたからなのか。
予定していた俳優が降板して、急遽スタッフとして呼ばれていた若い俳優が犠牲者を演じたからなのか。
ラストのどんでん返しが、余りにも唐突で荒唐無稽で非現実的だったからなのか。
何か大事なことを見落としていないだろうか?いや、あったのだ。
登場する女性たちは皆、異次元的な現実を表わす「真実」そのものを信じていなかったのである。
一人目は電気鋸で切り刻み、内臓を掻き出した後、上半身と下半身を腰の皺部分で分割するという高度な技術を披露。
二人目はお馬鹿なブロンド。鉄の杭を耳から突刺し、側頭骨を破壊しながら貫通させ、脳髄を引っ張り出す。
三人目は富裕層婦人。豪華な食事の後の消化を促進するため、プレス機で大穴を開け、お腹をすっきり改善させる。
観客はまだ、信じない。魔術師は二人いっぺんに長剣を口から飲ませる。これで文句も言えないだろう。
節操がある魔術師ではないか。教育熱心なあまり、猛烈スパルタの度が過ぎたにすぎない。
死体をそのまま放置しない姿勢も立派だ。死者のエネルギーを異次元の世界に連れて行ってくれる。
寝る間も惜しんで、人知れず、死体安置所から遺体を運ぶ魔術師の姿は感動的だ。
そうか、これは、スプラッターとスパルタを絡ませた殺しとエネルギーの哲学を描いた教育スパッタ映画だったのだ。
溶接作業時の溶けた金属が飛散して粒状に固まった(スパッタ現象)ものが、塗装欠陥などの原因となり品質に悪影響を与えることから、
反面教師として学び、虐殺した人間の体と血が固まらぬよう死体を一時的にゾンビ化させて歩かせ、
質量保存の法則に従いながら、魂と精神と肉体の三位一体の鍛練によって新しい扉を開けさせるという教えである。
然も、最後はヒロインが殺されて消滅したかに思わせ、正体を現す真実を見せ、質量保存の法則までを証明する徹底ぶり。
詰り、本作品は現実と虚構に関係なく状態は変わっても、エネルギーが失われる事はないという教訓を示す傑作だったのである(笑)。
その演出は手品師と呼べるほど手際のよいものではないと、言われている。
それは、何故なのだろう。現実と虚構の境界を曖昧に描いたからなのか。
予定していた俳優が降板して、急遽スタッフとして呼ばれていた若い俳優が犠牲者を演じたからなのか。
ラストのどんでん返しが、余りにも唐突で荒唐無稽で非現実的だったからなのか。
何か大事なことを見落としていないだろうか?いや、あったのだ。
登場する女性たちは皆、異次元的な現実を表わす「真実」そのものを信じていなかったのである。
一人目は電気鋸で切り刻み、内臓を掻き出した後、上半身と下半身を腰の皺部分で分割するという高度な技術を披露。
二人目はお馬鹿なブロンド。鉄の杭を耳から突刺し、側頭骨を破壊しながら貫通させ、脳髄を引っ張り出す。
三人目は富裕層婦人。豪華な食事の後の消化を促進するため、プレス機で大穴を開け、お腹をすっきり改善させる。
観客はまだ、信じない。魔術師は二人いっぺんに長剣を口から飲ませる。これで文句も言えないだろう。
節操がある魔術師ではないか。教育熱心なあまり、猛烈スパルタの度が過ぎたにすぎない。
死体をそのまま放置しない姿勢も立派だ。死者のエネルギーを異次元の世界に連れて行ってくれる。
寝る間も惜しんで、人知れず、死体安置所から遺体を運ぶ魔術師の姿は感動的だ。
そうか、これは、スプラッターとスパルタを絡ませた殺しとエネルギーの哲学を描いた教育スパッタ映画だったのだ。
溶接作業時の溶けた金属が飛散して粒状に固まった(スパッタ現象)ものが、塗装欠陥などの原因となり品質に悪影響を与えることから、
反面教師として学び、虐殺した人間の体と血が固まらぬよう死体を一時的にゾンビ化させて歩かせ、
質量保存の法則に従いながら、魂と精神と肉体の三位一体の鍛練によって新しい扉を開けさせるという教えである。
然も、最後はヒロインが殺されて消滅したかに思わせ、正体を現す真実を見せ、質量保存の法則までを証明する徹底ぶり。
詰り、本作品は現実と虚構に関係なく状態は変わっても、エネルギーが失われる事はないという教訓を示す傑作だったのである(笑)。
ファリャ:三角帽子/恋は魔術師
シャルル・デュトワ氏が最近NHK交響楽団と
R.シュトラウス交響詩「ドンキホーテ」を振る番組を見て
その健在ぶりにほっとしましたが、現在音楽監督をしているであろう
フィラデルフィア管弦楽団とのCDが前に録音したラフマニノフ以外
ぜんぜんリリースされてこないのが気になりますが、
それはさておき、このファリャ「三角帽子」「恋は魔術師」のCD、
初版で買いましたそれから20年以上たちますが、音質はさすが英デッカ
演奏も他の追随を許さない色彩美にあふれたモントリオール交響楽団の
素晴らしい演奏です。
冒頭の女性ソロがエコー効きすぎみたいな面以外最高です。
R.シュトラウス交響詩「ドンキホーテ」を振る番組を見て
その健在ぶりにほっとしましたが、現在音楽監督をしているであろう
フィラデルフィア管弦楽団とのCDが前に録音したラフマニノフ以外
ぜんぜんリリースされてこないのが気になりますが、
それはさておき、このファリャ「三角帽子」「恋は魔術師」のCD、
初版で買いましたそれから20年以上たちますが、音質はさすが英デッカ
演奏も他の追随を許さない色彩美にあふれたモントリオール交響楽団の
素晴らしい演奏です。
冒頭の女性ソロがエコー効きすぎみたいな面以外最高です。
魔術師 (イリュージョニスト)
リンカーン・ライム・シリーズは通常日本で発売されるミステリーに比べ頁数
が倍くらいあります。単行本だと二段組で約500頁、文庫本だとたっぷりな上下巻
と読み出があります。今回も犯行現場として少なくとも7箇所丁寧に描かれています。
日本のライト・ミステリーの7冊分の密度です。これだけ風呂敷を広げながら最後
にはすべてのピースが漏れなくきっちり収まるようにはめ込まれているのは、
ディーバーのすごいところですね。
今回の犯人はプリンセス・テンコーで日本でも認知されたイリュージョニストです。
イリュージョニストは誤導(misdirection)といわれるスキルを使ってライムを
幻惑します。誤導とは見てもらいたい場所に注意を引き付けることよって、
見てもらいたくない場所から遠ざけることです。本作品では犯人の誤導、誤導の
連続で何が真の目的なのか最後までわかりません。この技法はどんでん返しの
ディーバーが作品の中でも使用しています。誤導の名手ディーバーがイリュージョニストを
操っているのですから読んでいても何を信用していいのかわからなくなりました。
本作品はプロットが凝っているので、インサイド・ストーリーは控えめですが、
それでもいくつかの名場面も用意されています。サックスと捜査に参加する
イリュージョニストの卵カーラとの会話の中で、サックスに組織で生きていくにあたって、
「何より大切なのは、戦うための度胸ではない。戦うべきときと、戦わずに流す
べきときをわきまえることなの」と言わせています。私も勤務先で理不尽な思い
をしますが、大事なことはまさにこの ―プライドと力― なのですよね。
が倍くらいあります。単行本だと二段組で約500頁、文庫本だとたっぷりな上下巻
と読み出があります。今回も犯行現場として少なくとも7箇所丁寧に描かれています。
日本のライト・ミステリーの7冊分の密度です。これだけ風呂敷を広げながら最後
にはすべてのピースが漏れなくきっちり収まるようにはめ込まれているのは、
ディーバーのすごいところですね。
今回の犯人はプリンセス・テンコーで日本でも認知されたイリュージョニストです。
イリュージョニストは誤導(misdirection)といわれるスキルを使ってライムを
幻惑します。誤導とは見てもらいたい場所に注意を引き付けることよって、
見てもらいたくない場所から遠ざけることです。本作品では犯人の誤導、誤導の
連続で何が真の目的なのか最後までわかりません。この技法はどんでん返しの
ディーバーが作品の中でも使用しています。誤導の名手ディーバーがイリュージョニストを
操っているのですから読んでいても何を信用していいのかわからなくなりました。
本作品はプロットが凝っているので、インサイド・ストーリーは控えめですが、
それでもいくつかの名場面も用意されています。サックスと捜査に参加する
イリュージョニストの卵カーラとの会話の中で、サックスに組織で生きていくにあたって、
「何より大切なのは、戦うための度胸ではない。戦うべきときと、戦わずに流す
べきときをわきまえることなの」と言わせています。私も勤務先で理不尽な思い
をしますが、大事なことはまさにこの ―プライドと力― なのですよね。
銀河英雄伝説 Vol.21『魔術師、還ら [VHS]
「人間は革命家のために戦うのであって、革命のために戦うのではない」
ユリアンも民主主義を守るために戦う志ではあっても、
結局はヤン・ウェンリーのために戦っていた。
ヤン自身も民主主義のために戦うと言っていながら、
自身の矜持のために戦っていた。
それで良いし、それは素晴らしいことだと思う。
この物語は民主主義対独裁主義などと言う枠組で捉えるべきではない。
この物語は命をかけて自分の理想にぶつかって行く英雄の
叙事詩であり抒情詩なのだ。
ユリアンも民主主義を守るために戦う志ではあっても、
結局はヤン・ウェンリーのために戦っていた。
ヤン自身も民主主義のために戦うと言っていながら、
自身の矜持のために戦っていた。
それで良いし、それは素晴らしいことだと思う。
この物語は民主主義対独裁主義などと言う枠組で捉えるべきではない。
この物語は命をかけて自分の理想にぶつかって行く英雄の
叙事詩であり抒情詩なのだ。