傑作！

最初の10分でグイッと引きこまれ、中盤のダレを上手に引きしめ
終盤へとスムーズに力まずにつなげる

脚本の佳さ（ストーリー展開の妙、テーマとメッセージの深み）が存分に引き出されている

ラストシーン、酒場から雨の中へと歩み出るウィルこそ「死の天使」なわけだが
その来臨の様を、あんなに素直にあっさりと非−劇的に撮ったのはなぜか…

この“抜き”こそがイーストウッド映画の反ハリウッド性という毒なんだと思う

つよくおすすめ！

西部劇「許されざる者」のリメイクで、舞台は明治初期の極寒の蝦夷です。
厳しく過酷な環境に、過去を背負いながら、二人の子どもを育て、農耕生活をしているところに、生活苦から賞金稼ぎをする男の姿を描いていきます。
その男は、渡辺謙が演じます。
背中に過去を背負っている姿が痛ましく、ググッとくる厳しくて鬼気迫る眼光と悲しげな表情が印象に残ります。
渡辺謙であればこそ、この映画は和製西部劇としてシブく生きてきて、弱きを助けるいぶし銀のヒーローが引き立ってきています。
背負い込んだ過去にこんなにも悲しげに表現しているところは邦画ならではの脚色だと思います。
柄本明の味のある演技が渡辺謙を盛り立てています。

ドアを開けた時にしか見えないものですが、あるとないとでは大違い！！
ドアストライカーのビスの部分が見えなくなり高級感が出ます。

メロディーの良い曲から、怒りや悔しさなどを感じられる曲まで、東洋的で現代風の曲風が好印象だと思います。。メロディアスな曲の特に1曲目と5曲目と8曲目と13曲目は素晴らしく好きな曲ですね。

クリント・イーストウッド主演の傑作西部劇と同じタイトルの作品に大いに期待したのだが…

内容は日本版のリメイク映画のノベライズ。しかも、主演は渡辺謙。つまり、クリント・イーストウッドが演じたアウトロー役を渡辺謙が北海道を舞台に演じるという。

冒頭と終盤は非常に面白いのだが、中盤のコミカルな描写がどうにもしっくり来なかった。

期待外れ。