この本はP2PシステムWinnyの設計思想とその実装に関する完全な解説書である。特にWinnyネットワークと呼ばれるノード形成に関しての設計とそのシミュレーション実験の記述に関してはすばらしい。実証的という意味では筆者が目にしたどのP2Pの論文よりも説得力がある。読んでいて「Winnyはここまで考えて作っていたのか」と舌を巻く。川流れ理論やクラスタリング手法は今後のP2Pに強く影響を与えるだろう。一人でここまで作り上げたということを考えると素直に尊敬に値する。凄い力量だ。これだけ優れた本が日本から出版されるということが嬉しい。ネットワーク研究者はもとよりネットワークエンジニア、ソフトウェア開発者は一度は目を通しておくべき本であろう。歴史に残る本であると筆者は確信する。

舞台を生では見てなかったので楽しみにしてました!!
DVDで見たけどとっても楽しめました!

最初は実写化に抵抗があったけど、もう見てしまったらもうテンション上がる(笑)
歌とか、ダンスもスゴくて見てしまったらハマります(笑)
ワイヤーアクションとかもスゴくて技のアクションとかよりリアルになってました!
役もみんなハマり役でした(笑)カッコ良かった!!

舞台を生で見た人も特典とかあるので是非買って頂きたいです!!
勿論舞台を見てない人も楽しめると思います!!

元来の社会学が持っていた現状分析力と時代診断力の復権を通して、社会学の賦活を目指した単著である。マンハイムの伝統に学びながら、都市化とコミュニティ、高齢化と地域福祉、小家族化と粉末社会からの脱出、少子化と子育て支援環境づくり、自然エネルギー問題の知識社会学を取り上げて、自らの時代診断方法とその成果を披露した。詳細な注、多彩なグラフと統計表が内容の理解を容易にする。熟議のために熟読すれば、確実な学習成果が得られる好著である。

西日本新聞と北海道新聞への寄稿文で過半数を占めるが、残りもその他の新聞と雑誌の短編から構成されている。一番古い「社会指標への熱い視線」から最新の「リスクに備える社会システムづくり」までの期間は35年に及んでいる。高度成長以降の成熟社会を構築した社会変動のうち、著者の視点は都市化、高齢化、少子化にしっかりと向けられる。その三本柱を地域福祉、環境問題、音楽社会学が取り囲んでいる。昭和後半から平成前半までの都市的世界の観察から得られた複合的知見には、著者が実践してきた実証的な社会学の研究成果が随所で活用されている。本書各章から、成熟社会に不可避な豊かさへの不満と不安を読み取り、処方箋までも追求する著者の息吹が伝わってくる。