信長の野望・武将風雲録
菅野よう子さんが光栄の作品を担当していた頃の作品の一つで，菅野さんの力強いピアノを堪能できることが大きな特徴です。
特に，小編成のヴァイオリンをバックに弾き乱れる「3. 天魔鬼神 上の巻」「4. 天魔鬼神 下の巻」（『上の巻』と，『下の巻』はほとんど連続して演奏されている。『甲斐の虎』や『毘の旗幟』も同じ）は圧巻。最近は，独奏であっても，柔らかなタッチで弾くことの多い菅野さんだけに，とても貴重なものです。曲としても，鬼神ともいわれた信長のテーマを見事に表現しています。
また，その激しさと，チャイコフスキーのように甘美なメロディの交じった「7. 毘の旗幟 上の巻」「8. 毘の旗幟 下の巻」も秀逸。こちらも，独奏か，あるいはヴァイオリンとだけの簡易な編成だけに，菅野さんのピアノを堪能することができます。
尺八と鼓という古楽器による演奏が素晴らしい「1. 風雅」や，雄大な「2. 狼煙」，シンセの不思議なほど美しいフレーズの中に，甘いピアノのメロディが流れる「9. 遥かなる山河」も菅野さんならではの秀作。エンディングとなる「14. 天壤無窮」も，広い世界観が伝わってきます。
基本的に光栄時代のアルバムは，今の菅野さんだけを知る人にとっては，若干の物足りなさを感じるものなのかもしれませんが，シミュレーションゲームの音楽という，使用する場面がはっきりと決まってしまっており，なおかつ制作者サイドの意向が強い分野において，これだけ独創性の強く，なおかつ聴く側の心を捉えてやまない音楽を作り上げてしまうところが菅野さんのすごさなのだと思います。
特に，小編成のヴァイオリンをバックに弾き乱れる「3. 天魔鬼神 上の巻」「4. 天魔鬼神 下の巻」（『上の巻』と，『下の巻』はほとんど連続して演奏されている。『甲斐の虎』や『毘の旗幟』も同じ）は圧巻。最近は，独奏であっても，柔らかなタッチで弾くことの多い菅野さんだけに，とても貴重なものです。曲としても，鬼神ともいわれた信長のテーマを見事に表現しています。
また，その激しさと，チャイコフスキーのように甘美なメロディの交じった「7. 毘の旗幟 上の巻」「8. 毘の旗幟 下の巻」も秀逸。こちらも，独奏か，あるいはヴァイオリンとだけの簡易な編成だけに，菅野さんのピアノを堪能することができます。
尺八と鼓という古楽器による演奏が素晴らしい「1. 風雅」や，雄大な「2. 狼煙」，シンセの不思議なほど美しいフレーズの中に，甘いピアノのメロディが流れる「9. 遥かなる山河」も菅野さんならではの秀作。エンディングとなる「14. 天壤無窮」も，広い世界観が伝わってきます。
基本的に光栄時代のアルバムは，今の菅野さんだけを知る人にとっては，若干の物足りなさを感じるものなのかもしれませんが，シミュレーションゲームの音楽という，使用する場面がはっきりと決まってしまっており，なおかつ制作者サイドの意向が強い分野において，これだけ独創性の強く，なおかつ聴く側の心を捉えてやまない音楽を作り上げてしまうところが菅野さんのすごさなのだと思います。
「信長の野望」 30周年記念歴代タイトル全集
「天翔記」以外、ほぼ今までWindowsで発売されてきた「定番シリーズ」、ソースネクスト版の全集です。
（初代と全国版が発売当初のまま、「覇王伝」が定番シリーズ版ではなくリメイクっぽい）
サウンドウェアも同様、トラックナンバーがちょっと違うだけでいままで出された「究極音盤」、
「至上音盤」とほぼ同じです。（+αで全国版、群雄伝）
なのでこの全集のための特別仕様ではありません。
従って、この全集はプレミアものではないです。
尚、パッケージは超豪華で、まるで“信長の野望 御膳”。おなかいっぱい。
ちなみに私は、「嵐世記」〜現時点で最新の「天道」までの作品はすべて所有しているため、
これらの安定動作と以前の作品の大元が気になって、思い切って購入しました。
しかし....うーん。
期待していたPC98版の風雲録、覇王伝や88版の群雄伝は中途半端なリメイクものでした。
テンポが速いので、これはこれで面白いですが、欲しいのはこれじゃないです！
全部を「天翔記」みたいな感じにしてほしかったです。
いろんなプラットフォームに移植されたため、それぞれに対応させようとするとキリがないので
再販時にWindowsで統一されたものを出したのかも知れません。しかし...
そこを天下統一しちゃだめですよ！
（初代と全国版が発売当初のまま、「覇王伝」が定番シリーズ版ではなくリメイクっぽい）
サウンドウェアも同様、トラックナンバーがちょっと違うだけでいままで出された「究極音盤」、
「至上音盤」とほぼ同じです。（+αで全国版、群雄伝）
なのでこの全集のための特別仕様ではありません。
従って、この全集はプレミアものではないです。
尚、パッケージは超豪華で、まるで“信長の野望 御膳”。おなかいっぱい。
ちなみに私は、「嵐世記」〜現時点で最新の「天道」までの作品はすべて所有しているため、
これらの安定動作と以前の作品の大元が気になって、思い切って購入しました。
しかし....うーん。
期待していたPC98版の風雲録、覇王伝や88版の群雄伝は中途半端なリメイクものでした。
テンポが速いので、これはこれで面白いですが、欲しいのはこれじゃないです！
全部を「天翔記」みたいな感じにしてほしかったです。
いろんなプラットフォームに移植されたため、それぞれに対応させようとするとキリがないので
再販時にWindowsで統一されたものを出したのかも知れません。しかし...
そこを天下統一しちゃだめですよ！
