サブタイトルどおり、平安時代の
ロマンティックミステリです。

没落貴族の姫君で、がっちりしっかり、かつ破天荒な馨子と
やりくり上手で働き者で純情な乳兄弟・宮子は
たよりになる大人もなく、貧乏ながら仲良くくらしていた。
ある日馨子の父の身内が、馨子を娘と認め、引き取ると申し出た。
うさんくささを感じつつも、チャンスと見た馨子は
身重の自分の代役に宮子をたて、
叔父の屋敷でおこった密室失踪事件に挑む、というお話。

馨子のキャラクターが強烈ですが、
メインの語り手はちょっとお人よしで素直な宮子です。
老獪で強引な人々の中で、ニセ姫君としてがんばる彼女と
彼女の幼馴染の恋人との仲はうまくいくのか。
それとも馨子の後見人となった色男の叔父・兼道にとられるのか
はたまたかわいい少年にとられちゃうのか。

続きが出ることを期待したくなる一冊でした。

渡辺桂子さんと森恵さんの姉妹愛。
伊藤かずえさんのぶっ飛んだ千鶴子お嬢様演技がみれます。
当時渡辺桂子さんのファンでしたので真剣に見ていましたので、その作品がＤＶＤで手軽に見られるのはとても楽しみです。

機関車の無い貨物列車が走り出すオープニングはインパクト！しのぶ、たえこ、千鶴子お嬢様、雅人、道夫、たけし、懐かしいな~♪
良いドラマでオススメです♪