総理と呼ばないで DVD-BOX
「古畑任三郎」でタイトルロールを演じた田村正和が、三谷幸喜と二度目のタッグを組んだ作品(「続編をやりたい」と発言するほど、田村は本作を気に入っているらしい)。当時、「政治ドラマは当たらない」というジンクスがあったが、三谷幸喜はそのジンクスに挑むために本作の脚本を執筆したという。
本作では「古畑任三郎」の時と同様、田村と西村雅彦が共演しているが、二人の関係が「切れ者の上司とボンクラな部下」から「ボンクラな上司と切れ者の部下」と、逆転しているところが面白い。それぞれの役を演じた俳優も非常に役柄にハマっていたと思う(特に仲本工事は良かった)。それに、本作の特徴の一つとして、登場人物に名前が無いということ。では、登場人物は各々どういう風に呼んでいるかというと、それぞれの肩書きで呼んでいるのである。つまり「内閣総理大臣」に始まり「内閣官房長官」「首席秘書官」「内閣官房副長官」などなどである。よくそんな設定で脚本が書けたもんだ、さすがは三谷幸喜。また、音楽を担当した服部隆之の、格調高い音楽も素晴らしかった(サウンドトラックが欲しくなった)。
個人的には、最終話は感動の嵐だったと思う。退陣表明を行う総理。そして「政治に愛想をつかすのはもう少し待ってほしい」と訴える。そして彼は最後にこう叫ぶのだ。「理想的な政治社会が到来したら、子供たちが必ずこう言うだろう。大きくなったら総理大臣になりたいと!」。「その日が一日も早く来ることを祈って。さようなら」という言葉で締めくくられる演説には涙が止まらなかった。また、「ウルトラマン」でイデ隊員役を演じた二瓶正也が(本作では総理のSP役を演じた)、「総理のSPが出来たことを、孫が大きくなったら自慢してやります」と言った時にも涙が出た。小松政夫が演じた使用人頭が「あなたは私たちにとって、永遠に総理であられます」と言った言葉にも感動した。
本作では「古畑任三郎」の時と同様、田村と西村雅彦が共演しているが、二人の関係が「切れ者の上司とボンクラな部下」から「ボンクラな上司と切れ者の部下」と、逆転しているところが面白い。それぞれの役を演じた俳優も非常に役柄にハマっていたと思う(特に仲本工事は良かった)。それに、本作の特徴の一つとして、登場人物に名前が無いということ。では、登場人物は各々どういう風に呼んでいるかというと、それぞれの肩書きで呼んでいるのである。つまり「内閣総理大臣」に始まり「内閣官房長官」「首席秘書官」「内閣官房副長官」などなどである。よくそんな設定で脚本が書けたもんだ、さすがは三谷幸喜。また、音楽を担当した服部隆之の、格調高い音楽も素晴らしかった(サウンドトラックが欲しくなった)。
個人的には、最終話は感動の嵐だったと思う。退陣表明を行う総理。そして「政治に愛想をつかすのはもう少し待ってほしい」と訴える。そして彼は最後にこう叫ぶのだ。「理想的な政治社会が到来したら、子供たちが必ずこう言うだろう。大きくなったら総理大臣になりたいと!」。「その日が一日も早く来ることを祈って。さようなら」という言葉で締めくくられる演説には涙が止まらなかった。また、「ウルトラマン」でイデ隊員役を演じた二瓶正也が(本作では総理のSP役を演じた)、「総理のSPが出来たことを、孫が大きくなったら自慢してやります」と言った時にも涙が出た。小松政夫が演じた使用人頭が「あなたは私たちにとって、永遠に総理であられます」と言った言葉にも感動した。
総理と呼ばないで オリジナル・サウンドトラック
王様のレストランに続く服部隆之さんのサントラです。
ドラマ自体も超名作でしたが、それを支えている音楽も素晴らしいものでした。
「PREMIER'S MARCH」では「ごめんなさい。食べちゃいました」
「IRRITATION」では「補佐官を呼んできてください。」
場面場面にぴったりの名曲揃いです。ツタヤなどでもあまり並んでいないかもしれませんが、元のドラマと併せて是非!
ドラマ自体も超名作でしたが、それを支えている音楽も素晴らしいものでした。
「PREMIER'S MARCH」では「ごめんなさい。食べちゃいました」
「IRRITATION」では「補佐官を呼んできてください。」
場面場面にぴったりの名曲揃いです。ツタヤなどでもあまり並んでいないかもしれませんが、元のドラマと併せて是非!