殺人犯はそこにいる: 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件
日本テレビの調査報道で取り上げられた事件だが、その記者による著書。
連続幼女誘拐殺人事件の真犯人と確信できる人物を特定していながら今も野放しになっている。
確度の高い情報を警察組織に通報しても動かない警察に不信感が募る。
この誘拐殺人事件を知らず、この地域に住み、幼い子供を持つ親は読んでおくべきだと思う。
今も殺人犯とすれ違うかもしれない。誘拐されるかもしれない。
警察組織が絶対に正しいという前提で犯罪捜査を行っていることが分かる。冤罪がいつ生み出されても不思議では無い。
無実の人間を刑務所に送り、真の殺人犯は野放し。
真犯人を逮捕する時が来たとすれば、警察組織にとって不都合な真実を認めたときしか無いのかもしれない。
真実を求める被害者遺族の思いを無視し、解決しようとすればできる可能性があるにもかかわらず、保身に徹する警察組織。
その警察が発表する内容しか書かないマスコミ。
いろいろな意味で恐怖と怒りを覚える。
警察組織にも自浄作用があってほしい。未解決となっているこの事件を真に解決して欲しいと願う。
連続幼女誘拐殺人事件の真犯人と確信できる人物を特定していながら今も野放しになっている。
確度の高い情報を警察組織に通報しても動かない警察に不信感が募る。
この誘拐殺人事件を知らず、この地域に住み、幼い子供を持つ親は読んでおくべきだと思う。
今も殺人犯とすれ違うかもしれない。誘拐されるかもしれない。
警察組織が絶対に正しいという前提で犯罪捜査を行っていることが分かる。冤罪がいつ生み出されても不思議では無い。
無実の人間を刑務所に送り、真の殺人犯は野放し。
真犯人を逮捕する時が来たとすれば、警察組織にとって不都合な真実を認めたときしか無いのかもしれない。
真実を求める被害者遺族の思いを無視し、解決しようとすればできる可能性があるにもかかわらず、保身に徹する警察組織。
その警察が発表する内容しか書かないマスコミ。
いろいろな意味で恐怖と怒りを覚える。
警察組織にも自浄作用があってほしい。未解決となっているこの事件を真に解決して欲しいと願う。
幻月楼奇譚 (4) (キャラコミックス)
大好きな作品なので購入。
描きおろしショートストーリーも付いて、大変よかったです。
…が…amazonで買うと本に輪ゴムをかけて送ってくるので、輪ゴムの跡、へこみ、汚れがついてきました。
描きおろしショートストーリーがついているのはamazonだけなのでしかたなくこちらで買いましたが…。
描きおろしショートストーリーも付いて、大変よかったです。
…が…amazonで買うと本に輪ゴムをかけて送ってくるので、輪ゴムの跡、へこみ、汚れがついてきました。
描きおろしショートストーリーがついているのはamazonだけなのでしかたなくこちらで買いましたが…。
絞首刑 (講談社文庫)
私は個人的に死刑制度を支持してきたひとりです。加賀乙彦さんの小説を読んだり、他のルポ本、刑務官の手記などを少々読んだ上で、なんとなく「でもやっぱり死刑は必要だよな」と思っていました。
筆者は、私のような人間の下に潜む心理を喝破した上で、結論を急がず、既決囚、未決囚、被害者遺族、加害者親族、そして刑務官や教誨師などへ、粘り強い取材を積み重ね、時系列に沿って緻密に分析を続けます。
やがて、執行の背景にある、政治的、官僚的事情や、警察や検察の手前勝手な職務のあり方が浮き彫りになっていきます。
なぜ法務官僚が法務大臣に執行命令書に署名させるべく、それほど必死になるのか。
それを露わにしていく過程はスリリングであるとともに、憤りを禁じ得ません。
執行当事者である、刑務官の苦悩にも触れられています。
読後感は苦いです。
結果私はこの本によって、死刑が「冤罪によって執行されることが、どんなにレアケースであっても、許されない特殊な不可逆刑である」ことを踏まえ、「現行司法行政制度の上では」とカッコつきではありますが、死刑は執行されるべきではない、という意見に変わりました。
筆者は、私のような人間の下に潜む心理を喝破した上で、結論を急がず、既決囚、未決囚、被害者遺族、加害者親族、そして刑務官や教誨師などへ、粘り強い取材を積み重ね、時系列に沿って緻密に分析を続けます。
やがて、執行の背景にある、政治的、官僚的事情や、警察や検察の手前勝手な職務のあり方が浮き彫りになっていきます。
なぜ法務官僚が法務大臣に執行命令書に署名させるべく、それほど必死になるのか。
それを露わにしていく過程はスリリングであるとともに、憤りを禁じ得ません。
執行当事者である、刑務官の苦悩にも触れられています。
読後感は苦いです。
結果私はこの本によって、死刑が「冤罪によって執行されることが、どんなにレアケースであっても、許されない特殊な不可逆刑である」ことを踏まえ、「現行司法行政制度の上では」とカッコつきではありますが、死刑は執行されるべきではない、という意見に変わりました。