Sproutless: Insights From Retrospect
大ファンなのが伝わる内容で、なかなかの出来です。ここはたぶん笑っていいとこだよね、などと楽しみながら聞いています。こんなことを許してしまう大らかさはあってもいいと思うけど、ほんとかよとも思いますね〜
まあでも、何かをなぞったものは何かをなぞったものでしか無いので、ノスタルジアを歌ってもノスタルジックにはならないです。やってる人たちはわかってやってるだろうけど。
まあでも、何かをなぞったものは何かをなぞったものでしか無いので、ノスタルジアを歌ってもノスタルジックにはならないです。やってる人たちはわかってやってるだろうけど。
Sproutless: Moveable Feast
これ、プリファブ・スプラウトの未発表曲集と言われたら100%信じてしまうだろう。それくらいソックリ(笑)、かつ慎重に吟味され細部まで作り込まれた愛情溢れるレプリカ集。唯一心配になるのは、コレ、パディ本人は知ってるのか?という、、訴訟屋弁護士がパディをそそのかす前に、売上の一部寄付とかした方がいいんじゃないか(笑)と余計な心配もしてみる。まあ、そこまでは売れないか、、、でもニッチヒットは確実なはず。ファンが望むものはちゃんと全部揃っているから。むしろ話題になって本家がもっと売れたら皆ハッピーでしょう。
ちなみに、これとは別にもう1枚アルバムが発売されています(ジャケがそっくりなので注意)。合わせてどうぞ。
ちなみに、これとは別にもう1枚アルバムが発売されています(ジャケがそっくりなので注意)。合わせてどうぞ。
Life of Surprises: Best of [VHS] [Import]
これは英国耽美派ポップバンドの足跡を辿る感動的な音絵巻である。大学生の頃、2)love breaks downを聴いた時に、言葉がでなかった、かわりに涙が溢れた。そう、誠実で謙虚なパディーの性格がもろに出ている楽曲。青春の挫折と希望を見事な歌詞にのせて歌う。安直なセックスに走っているあなたには厳しい一撃になる歌詞をこいつはひとひねり加えて歌っている。たしか.大学生の時に彼等のアルバムをジャケの美しさにひかれて買った記憶があり、今回のもスティーヴマックィーンみたいなんで感動である。ある音楽雑誌のインタビューでパディーはこう答えていたね、「自分は曲を書いても書いても全然満足できないし自信がないらしい、そしていい曲が書けないんじゃないかという恐怖心にいつも悩まされているのだと、だから自分がもっともっとうまく曲をかけるようにがんばるんだと=己を磨くのだと」こんだけのものを書く人物の発言だぜ、びびるよ。そういう真摯な態度で曲に接するパディーがそのまま出ているベスト盤である。ヒットチャートには顔を出さないだろうが、いいものはいいのだ。このアルバムはおれの心のキャンヴァスに鮮やかな色を残してくれた宝物なのだ。ラングレーパークからの挨拶状のジャケの彼等のりりしい笑顔はいまでも脳裏に焼き付いて離れないのだ。そう人生とは驚きの連続なのだ。これを聴かなければ一生後悔するのではないか。
Crimson / Red
元々は「The Devil Came A-Calling」というタイトルで、ずっとお蔵入りになっていた作品ですが、ネット上に流出したということをきっかけに
パディ・マクアルーンが一人で1年半をかけて全ての楽器を演奏し、曲順も変えて録りなおしたのが本作です。
今でも新作が出たら、絶対に買うというアーティストがいますが、その中でも自分の中でトップクラスに位置するのが、プリファブ・スプラウトです。
まず何はともあれパディ・マクアルーンの新しい録音物が届いたということがとにかく嬉しいです。
それだけでもうありがとうございますという感じなのですが、今作品の質ももちろん素晴らしいです。
一聴して、宅録ぽさというか一人で全部やったという感じが、モロに分かるのですが、それをマイナスに感じさせないところが
パディのパディたる所以。打ち込みや効果音に彼独自のアイデアがいっぱいで、一人でやり切った意味というのを
しっかり感じさせてくれています。
メロディ的には、「Gunman & Other Storiys」の頃の渋さを感じさせつつも、あの作品ほど土の香りは感じさせず、
アレンジの感触としては前作の「Let's Change the World with Music」に一番近い感じです。
つまり本来はもっとアーシーな作品だったものが、パディ一人でやったことによって、スペーシーな要素も強く出たのだろうと推測出来ます。
アーティストとしてただ円熟し枯れていくのではなく、あくまでキラキラしたポップな音作りに着地してくれてくれたことは、
プリファブ愛好家として、すごく嬉しいことです。
今後もこれくらいのペースでいいので、作品を出し続けて欲しいものです。
※今年のマイベストアルバムはこれと大野方栄さん「聚楽」です。
このアルバムが好きなら、きっと「聚楽」も気に入ります。
4月9日には新作「ブラジル」も出ます。要チェック!!
パディ・マクアルーンが一人で1年半をかけて全ての楽器を演奏し、曲順も変えて録りなおしたのが本作です。
今でも新作が出たら、絶対に買うというアーティストがいますが、その中でも自分の中でトップクラスに位置するのが、プリファブ・スプラウトです。
まず何はともあれパディ・マクアルーンの新しい録音物が届いたということがとにかく嬉しいです。
それだけでもうありがとうございますという感じなのですが、今作品の質ももちろん素晴らしいです。
一聴して、宅録ぽさというか一人で全部やったという感じが、モロに分かるのですが、それをマイナスに感じさせないところが
パディのパディたる所以。打ち込みや効果音に彼独自のアイデアがいっぱいで、一人でやり切った意味というのを
しっかり感じさせてくれています。
メロディ的には、「Gunman & Other Storiys」の頃の渋さを感じさせつつも、あの作品ほど土の香りは感じさせず、
アレンジの感触としては前作の「Let's Change the World with Music」に一番近い感じです。
つまり本来はもっとアーシーな作品だったものが、パディ一人でやったことによって、スペーシーな要素も強く出たのだろうと推測出来ます。
アーティストとしてただ円熟し枯れていくのではなく、あくまでキラキラしたポップな音作りに着地してくれてくれたことは、
プリファブ愛好家として、すごく嬉しいことです。
今後もこれくらいのペースでいいので、作品を出し続けて欲しいものです。
※今年のマイベストアルバムはこれと大野方栄さん「聚楽」です。
このアルバムが好きなら、きっと「聚楽」も気に入ります。
4月9日には新作「ブラジル」も出ます。要チェック!!