どうにかなる
一時期のフリクションやソロ作品で評価の高い
恒松正敏のギターが中心の音作り。
北澤組以降の巧いミュージシャン達による、割と凝ったアレンジの延長線上ではあるが
ギターに焦点があっている分、攻撃的で分かりやすく感じる。
11.どうにかなる は町田康自身の作曲。
無二の歌詞、ボーカルの迫力は健在。
パンク歌手なのは間違いないのだが
歪んだギターリフに合わせてガンガンに歌うのが聴ける音源は実は貴重。
ジャケットは画家でもある恒松正敏の筆による。
中のブックレットも面白く、大きなメンバーの顔写真が載っているのだが
捲るごとにどんどんオッカナイ顔が出てくる。
アートワークも最高。
恒松正敏のギターが中心の音作り。
北澤組以降の巧いミュージシャン達による、割と凝ったアレンジの延長線上ではあるが
ギターに焦点があっている分、攻撃的で分かりやすく感じる。
11.どうにかなる は町田康自身の作曲。
無二の歌詞、ボーカルの迫力は健在。
パンク歌手なのは間違いないのだが
歪んだギターリフに合わせてガンガンに歌うのが聴ける音源は実は貴重。
ジャケットは画家でもある恒松正敏の筆による。
中のブックレットも面白く、大きなメンバーの顔写真が載っているのだが
捲るごとにどんどんオッカナイ顔が出てくる。
アートワークも最高。
この世のメドレー
町田先生に関しては、
大傑作「告白」みたいな魂を振り絞ったような作品は別として、
わりと力が抜け気味にみえる作品については
どれもこれも似たような読後感を抱くのが正直なところですが、
それはもうまったく悪い意味ではなくて、
「ああ、また楽しませてもらった」という
深い充実感を何度も何度も味わわせていただいています。
本当にもうこの町田先生の世の中の見方、姿勢が底抜けに好きです。
こういう人がいる世の中であるならば、
生きている価値があると思います。
なにしろこの小説などは一人称が「余」ですからね。
それだけで、腰が抜けそうなくらい痛快であります。
本作に関しては、
いつもにまして卓抜な比喩が光っていました。
ぜひ日本語が読める人全員に読んでいただきたい。
こういう小説が好きな人とは仲良くなれそうですし、
こういう小説を読む人がけっこういる日本であるならば、
まだまだ大丈夫だと思ってよいのかどうか、
そこまでは言い切っていいかどうかわかりません。
大傑作「告白」みたいな魂を振り絞ったような作品は別として、
わりと力が抜け気味にみえる作品については
どれもこれも似たような読後感を抱くのが正直なところですが、
それはもうまったく悪い意味ではなくて、
「ああ、また楽しませてもらった」という
深い充実感を何度も何度も味わわせていただいています。
本当にもうこの町田先生の世の中の見方、姿勢が底抜けに好きです。
こういう人がいる世の中であるならば、
生きている価値があると思います。
なにしろこの小説などは一人称が「余」ですからね。
それだけで、腰が抜けそうなくらい痛快であります。
本作に関しては、
いつもにまして卓抜な比喩が光っていました。
ぜひ日本語が読める人全員に読んでいただきたい。
こういう小説が好きな人とは仲良くなれそうですし、
こういう小説を読む人がけっこういる日本であるならば、
まだまだ大丈夫だと思ってよいのかどうか、
そこまでは言い切っていいかどうかわかりません。
けものがれ、俺らの猿と [VHS]
言わずもがな、町田康の小説が映画化されたもののヴィデオ版。小説はストーリー性がなくて、ギャグがふんだんに取り入れられてて笑えるんですが、やはり映像化には無理があったのでわ?暇つぶしには良いのかもしれませんが、ストーリーを楽しみたい人とかいう人には取り敢えずお勧めは出来ません。でも、ムッシュかまやつとか鳥肌実とか、個性的な俳優さんが出てるというのはすっごく良いです。そういうわけで、かろうじて三ツ星☆