ネタバレ発言あり
最愛の夫を待ち続け病に倒れて息を引き取る健気な女。その直後に夫は帰ってくる。なんという皮肉。
夫は・・・冷たくなった妻と結婚式をあげる。白無垢を着て永遠の眠りについた花嫁。なんて悲しい結婚式。
この映画をみたのは幼児のときでしたが、いまだにこの場面は忘れることができません。

「愛してる・・・」「峠の女」「11037日目の夫婦」の短編サイコ ホラー３作品が収録されたオムニバスＤＶＤ。
劇場公開の時はこの３作目は「11037日目の夫婦」ではなくて、「ラブサイコ 妖赤のホラー」のＤＶＤの方に収録されている「青い窓」だった。

で、青山倫子さんが本名の井上訓子時代に出た唯一の映画「愛してる・・・」。
インタビューによると、撮影は「逃亡者おりん」の撮影に入る半年前の2005年の暮れのようだ。
この短編はほとんどリビング ルームで向き合った二人の会話で終わる。
娯楽映画というものは「あらすじを理解するぞ」「対人関係を把握するぞ」と身を乗り出して観るものなのだろうか。
だが、推理ものならいざ知らず、そうしないと何が何だか分からない込み入った映画が多いのだ、最近は。
この映画もほとんど会話仕立てなので、ボーッと観ていると脱落してしまう。
青山さんは初々しい演技というかなんというか・・。
冷蔵庫に入っている女の頭部は主人公の男（松田賢二）の前妻のものらしいけど、少しぱっとしないオチ。

特典で、メイキング映像や出演者のインタビュー映像が収録されている。

重いテーマで活動を続ける文月のファーストアルバム。こころに響くのではなくこころを直接打つ歌声にドキドキ、ハラハラさえする。