ホッペの赤い鼻をほじるトヨエツ・・・貴島誠一郎プロデューサーは「普段は関西の明るいアンチャン。酒を飲んでるときの豊川くんのイメージをそのままに伝えられれば」と語っていましたが、あれがトヨエツの素の姿???・・・とはじめはショックでしたが、不思議とすぐに抵抗がなくなったのはトヨエツ&貴島Pマジックなのか、ハメも徹底して外せば違和感がなくなるということなのか・・・もし外し具合が中途半端だったら、最後まで疑問符のままだったかもしれませんね。
原作は男女のコンビのところを、『傷だらけの天使』のようなドラマがやりたくて男×男に変更したとのこと(貴島P)。キャスティングも含め、大成功だったと思います。
ところで、視聴率がいまひとつふるわないとあっさり打ち切ったり明らかに手抜きになる局もありますが、このドラマは毎回きっちり作られていましたし、役者さん、
スタッフのかたの思い入れ、遊び心がたっぷり感じられました。べたつかない人情話というか、おしつけがましくない正義の物語で、見ていて気持ちがよかったです。
最終話はグッときました。「十人のうち一人(命を)救えりゃ御の字なんだよ」・・・最初はピンときませんでしたが、ラストまで見て、
弁護士としてたとえ一人でも人の命を救うことがどんなに難しくて重みのあることか、心に染みました。
ぜひ、シリーズ化を期待します!