I Should Coco
1995年発表。発売当時は(初期の)XTCの再来などと騒がれ,スリーピースで多彩に展開する曲を勢いで押しまくるところがうけていましたが,むしろ,"Mansize Rooster"や"Alright","She's So Loose","Sofa (of My Lethargy)"などのわりと古臭いブリティッシュ・ロックのフォーマットをきっちりと消化できるところに才能を感じたものでした。
Supergrass Is 10: The Best Of 94-04
様々な音楽の要素を取り入れ、数々の良い曲を作ってきたスーパーグラス。そんな彼らのデビューアルバムから現在までの10年間を記念して作られたベストアルバムです。90年代に起こったブリット・ポップのムーヴメントを牽引した彼ら。もちろん代表曲"Alright"や"Richard III"収録です。しかしこのアルバムで最も注目すべき点は新曲、"Kiss of Life"の完成度の高さだと思います。ダンサブルなナンバーですが、余分な音をなくすことにより、より研ぎ澄まされたナンバーになり、一味違った曲になっています。相変わらずいい曲を作るなぁと感心させられ、またUKもやっぱりいいな、と思わずにはいられなくなりました。