環境経済学 (有斐閣アルマ)
中身をパラパラっとめくると一見難しいが、丹念に読めばかなりバランスよく、環境政策と理論と実例が系統的に説明されている。
「たかじんのそこまで言って委員会」出演である程度、売れると思う。
ただ、個人的な感想であるが、中部大学の武田教授を小ばかにしたような発言と言い回しは、本人に悪気はないのだろうが、感覚的に不快感を覚える。
また、武田教授も「現状ではこう」、「将来はこうするべき」という未来志向で説明しなければ番組パネラーの賛同は得られないから残念でならない。(論客の橋下弁護士も細田論になびいていた。
その点、「わからない」という結論だった宮崎氏は雰囲気に惑わされていない感じがした)
武田教授が言う「容器リサイクル法施行」によって国民の多くが「リサイクルされているからペットボトルをバンバン使用しても安心」という感覚になっていることと、そのためペットボトル製品の製造量、廃棄量も法律制定前より増加していることは事実だということを我々は認識しなければいけない。
話はそれるが、討論形式の番組を見ているとその場の雰囲気に流されることが多い。
「ISO」=「欧米の陰謀」とか「形式主義」というのと同じで、中身をちゃんと吟味せずにISOを非難したり、逆に安直に導入する人や企業が多いのと同じだ。
「不祥事」を止めるISO思考 光文社刊
を読むと、ISOが単に認証規格ではなく、感覚に惑わされない論理的思考力が向上しえるツールであることがわかる。
「たかじんのそこまで言って委員会」出演である程度、売れると思う。
ただ、個人的な感想であるが、中部大学の武田教授を小ばかにしたような発言と言い回しは、本人に悪気はないのだろうが、感覚的に不快感を覚える。
また、武田教授も「現状ではこう」、「将来はこうするべき」という未来志向で説明しなければ番組パネラーの賛同は得られないから残念でならない。(論客の橋下弁護士も細田論になびいていた。
その点、「わからない」という結論だった宮崎氏は雰囲気に惑わされていない感じがした)
武田教授が言う「容器リサイクル法施行」によって国民の多くが「リサイクルされているからペットボトルをバンバン使用しても安心」という感覚になっていることと、そのためペットボトル製品の製造量、廃棄量も法律制定前より増加していることは事実だということを我々は認識しなければいけない。
話はそれるが、討論形式の番組を見ているとその場の雰囲気に流されることが多い。
「ISO」=「欧米の陰謀」とか「形式主義」というのと同じで、中身をちゃんと吟味せずにISOを非難したり、逆に安直に導入する人や企業が多いのと同じだ。
「不祥事」を止めるISO思考 光文社刊
を読むと、ISOが単に認証規格ではなく、感覚に惑わされない論理的思考力が向上しえるツールであることがわかる。
冷静と情熱のあいだ Rosso~ミラノに似た孤独~江國香織プロデュース
映画はエンヤに釣られて跳びついて観たのですが、全然見応えがなくてがっかりしてしまいました。
エンヤは確かにイタリアの風景とは合っていますが、このストーリーに使うのには余りにも清純過ぎます。
はっきり言えば、あの映画は駄作です。エンヤは選曲ミスです。
このストーリーの映画はむしろリメイクして、エンヤの代わりにこのアルバムの曲を使用されてはいかがでしょうか。
エンヤは確かにイタリアの風景とは合っていますが、このストーリーに使うのには余りにも清純過ぎます。
はっきり言えば、あの映画は駄作です。エンヤは選曲ミスです。
このストーリーの映画はむしろリメイクして、エンヤの代わりにこのアルバムの曲を使用されてはいかがでしょうか。
ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ソニー・クラシカル100
バーンスタイン、小澤征や(携帯でやの漢字が見つからず)クライバー、五嶋みどり、ヨーヨーマ、ジャクリーヌデュプレ、グールドに横山幸雄、ホロヴィッツ、パールマン、まだクラッシックを聞き始めたばかりで、皆さんのレビューを見て、
「どれもこれも聞いてみたい!しかし全部集めると!!!」と苦悩する方にお勧めです!
長い曲以外はぶち切れになっていないし、
クラッシックオムニバスものとしては、めずらしい
「さくらさくら」とか
「禁じられた遊び」のギターとか、
大島ミチルの曲や
鼓童の太鼓曲まで入っていてバラエティーに富み、
実に楽しいです。
これを聞いて五嶋みどりっていいなあ〜。
と知って、新たにCDを買うことにしました。
聞きながら
「これは誰の演奏で誰の指揮なんだ?」
と、何度もブックレットを見ないとならないので忙しいですが、
色んな人の色んな演奏を聞いて好みを決めたい方にピッタリではないでしょうか。
通しで聞いた感じでは、誰にも好まれるような、
癖の強く無い、爽やかな演奏が多いようで、
オムニバスものには
「これは嫌いだなー」と感じるような癖のあるピアニストや、
「これはもしかして下手なのでは?」と感じるような外れ曲が入っていてストレスを感じることが多いのですが、
これにはひとつも嫌いなものが無かったです。
どれもこれも安心して聞ける良い演奏だと思います。
ここからまた音楽の世界が広がって行きそうです。
飽きずに何度も繰り返し聞いてます!
「どれもこれも聞いてみたい!しかし全部集めると!!!」と苦悩する方にお勧めです!
長い曲以外はぶち切れになっていないし、
クラッシックオムニバスものとしては、めずらしい
「さくらさくら」とか
「禁じられた遊び」のギターとか、
大島ミチルの曲や
鼓童の太鼓曲まで入っていてバラエティーに富み、
実に楽しいです。
これを聞いて五嶋みどりっていいなあ〜。
と知って、新たにCDを買うことにしました。
聞きながら
「これは誰の演奏で誰の指揮なんだ?」
と、何度もブックレットを見ないとならないので忙しいですが、
色んな人の色んな演奏を聞いて好みを決めたい方にピッタリではないでしょうか。
通しで聞いた感じでは、誰にも好まれるような、
癖の強く無い、爽やかな演奏が多いようで、
オムニバスものには
「これは嫌いだなー」と感じるような癖のあるピアニストや、
「これはもしかして下手なのでは?」と感じるような外れ曲が入っていてストレスを感じることが多いのですが、
これにはひとつも嫌いなものが無かったです。
どれもこれも安心して聞ける良い演奏だと思います。
ここからまた音楽の世界が広がって行きそうです。
飽きずに何度も繰り返し聞いてます!
ルンナ姫放浪記
えー…、Amazonに新刊本がない。
かろうじてこの本だけあと3冊、もともとメジャーな人ではないのは知ってはいたが、何としてもこれは惜しい。面白いのに。
資質的に、一時期の「吾妻ひでお」や「とり・みき」などと似通っている部分もあるだけに、この二人よりも尚知名度が低いであろう著書は割を食っている処もある。ただ、この「ルンナ姫…」や「マンスリー・プラネット」などは、初出がSFマガジンであるだけに、SF者には、愛着のある作品でもある。
世代○○ネタや、色々登場する異星人や怪生物などが大好きなのだが、作品全体に漂う著者自身のSF好きの気配が嬉しいのだ。そして、それはその他の「でじたる小学校日記」や「ご町内回覧板」などにもふつふつと感じられる。
ジャンルSFが衰退する一方の日本に於いて、横山えいじがメジャーになることは無いだろうが、それでもあえて言いたい、
「横山えいじを読め」と。
かろうじてこの本だけあと3冊、もともとメジャーな人ではないのは知ってはいたが、何としてもこれは惜しい。面白いのに。
資質的に、一時期の「吾妻ひでお」や「とり・みき」などと似通っている部分もあるだけに、この二人よりも尚知名度が低いであろう著書は割を食っている処もある。ただ、この「ルンナ姫…」や「マンスリー・プラネット」などは、初出がSFマガジンであるだけに、SF者には、愛着のある作品でもある。
世代○○ネタや、色々登場する異星人や怪生物などが大好きなのだが、作品全体に漂う著者自身のSF好きの気配が嬉しいのだ。そして、それはその他の「でじたる小学校日記」や「ご町内回覧板」などにもふつふつと感じられる。
ジャンルSFが衰退する一方の日本に於いて、横山えいじがメジャーになることは無いだろうが、それでもあえて言いたい、
「横山えいじを読め」と。