財政学と公共選択―国家の役割をめぐる大激論
生まれた時にすでに存在し、世のなかに浸透している「モノ」や「制度」に対する懐疑の念は、これは若い人ほど見事に少ない。商家の三代目が家を潰すというのは、そういう事と関連があるのだろう。国にどこまで役割を与えるのか?多大な役割は、おおきな政府を受容することになるが、それでよいのか?‥などを考えるのには良書。
同時代を生きた偉人たちが国境越えて大激論!開催!世界史サミット
面白く、いい本です。
試み、発想が楽しい。
同時代の歴史上の人々が史実を背景に語る“夢”、仮想の会話。
サミットって言うには?ですが、
他に的確なタイトルは見当たらず、
これはこれでイイ!
浅野先生のこころからのダジャレも生きていて“グッド”です。
どれも、これもなかなかですが、
第8回 テーマ「啓蒙思想は国家を救うか」が最高に楽しめました。
個々の史実を点として、時系列に縦につなげて理解することも大切。
と同時に、西洋・東洋・世界で何が起こっていたのか。
並べてみるに留まらず、“対話”させているのもお見事。
さすが!先生!
試み、発想が楽しい。
同時代の歴史上の人々が史実を背景に語る“夢”、仮想の会話。
サミットって言うには?ですが、
他に的確なタイトルは見当たらず、
これはこれでイイ!
浅野先生のこころからのダジャレも生きていて“グッド”です。
どれも、これもなかなかですが、
第8回 テーマ「啓蒙思想は国家を救うか」が最高に楽しめました。
個々の史実を点として、時系列に縦につなげて理解することも大切。
と同時に、西洋・東洋・世界で何が起こっていたのか。
並べてみるに留まらず、“対話”させているのもお見事。
さすが!先生!
ポパーとウィトゲンシュタインとのあいだで交わされた世上名高い一〇分間の大激論の謎
ジャーナリストによる思想史的ノンフィクションです。文化的・伝記的背景が丹念に調査されていますし、逸話も豊富で、面白く読めます。哲学者の兄で片腕のピアニスト、パウルに焦点を当てたA・ウォー『ウィトゲンシュタイン家の人びと』(中央公論新社)と似たような読後感。必読とは言えないが、読んで損はないということですね。
たかだか8年前の本がもう事実上の絶版。あえて選んだと思われる長大な邦題が裏目に出たかもしれません。悪い本ではないのだから、版元は文庫化したらどうですか。今ならそこそこ売れるような気がします。
訳は読みやすいけれど、和語を開きすぎる文字遣いや、フォン・ライト(正:フォン・ウリクト)といった転記ミスが多少目につくのが興冷めです。
たかだか8年前の本がもう事実上の絶版。あえて選んだと思われる長大な邦題が裏目に出たかもしれません。悪い本ではないのだから、版元は文庫化したらどうですか。今ならそこそこ売れるような気がします。
訳は読みやすいけれど、和語を開きすぎる文字遣いや、フォン・ライト(正:フォン・ウリクト)といった転記ミスが多少目につくのが興冷めです。