母を語る
人間はやさしく、強い。そんな美しさ、あたたかさをこの書物は教えてくれた。母への慕情は懐かしく、甘いものをもっているが、日々、母と向き合い、母に心を向け続ける中ではそんな「甘さ」は消えてしまう。けれども、ここに綴られた何編かは人間の醜悪さ、人間の冷たさをしっかりと見つめ、描きつつ、その中にまた人間の暖かさ、人間の強さを記している。普通に大正・昭和・平成を生きた人々の中にこんなにやさしさや芯の強さや心の豊かさがあることを伝えてくれる。人間て「案外すてたものでないな」と考えさせられた。企画した出版社の意図をはるかに超えるものになっているのではないか。とくに、小塩先生・葛井さんの作品に心を動かされ、考えさせられた。日野原先生の前向きにいきる姿にまたまた元気づけられた。有難うございました。
CD付き バッハのコラールを歌う―名曲50選
合唱愛好者向けの本ではありますが、バッハの音楽を愛する全ての人に勧めたい本です(事実、私は歌えません・・)
バッハの音楽の骨格とも言えるのがコラールです。
とはいえ、「コラール」自体は1分前後なので、何の解説もなしにCDでただ聴くのはかなり苦痛です。実際、「四声のコラール」などをまとめて収めたCDはそれほど多くはありません。その点、この本は50のコラールを詳しく解説してくれ、おまけにバッハ・コレギアム・ジャパンのオルガニストによる演奏CD2枚が添付されているという贅沢な一冊です!
正価は4200円というバーゲンプライス。大型書店の「合唱」コーナーではまだ在庫があるかもしれません。見つけたら、是非手にとってください。後悔しないと思いますよ。
バッハの音楽の骨格とも言えるのがコラールです。
とはいえ、「コラール」自体は1分前後なので、何の解説もなしにCDでただ聴くのはかなり苦痛です。実際、「四声のコラール」などをまとめて収めたCDはそれほど多くはありません。その点、この本は50のコラールを詳しく解説してくれ、おまけにバッハ・コレギアム・ジャパンのオルガニストによる演奏CD2枚が添付されているという贅沢な一冊です!
正価は4200円というバーゲンプライス。大型書店の「合唱」コーナーではまだ在庫があるかもしれません。見つけたら、是非手にとってください。後悔しないと思いますよ。