タクティカルロア コンプリートブック (ホビージャパンMOOK)
現在のところ、「タクティカル・ロア」に関する唯一のアルバム本になります。
ミリタリー方面のファンからは艦艇等解説、キャラ萌えのファン向けには、キャラクターファイル、声優ファン向けには添付CDの「たくろあ航海日誌」、ストーリー&考証派には兵頭一歩氏による後日談&外伝小説などひと通り、本作品の対象となるファンの嗜好には応えています。
ただ、おそらく唯一の出版物になる見込みから、価格&ページ的にオールラウンドを目指した為か、同社の 「ストラトスフォービジュアルブック」等と較べても幾分散漫な構成になったのが惜しまれるところです。
ミリタリー方面のファンからは艦艇等解説、キャラ萌えのファン向けには、キャラクターファイル、声優ファン向けには添付CDの「たくろあ航海日誌」、ストーリー&考証派には兵頭一歩氏による後日談&外伝小説などひと通り、本作品の対象となるファンの嗜好には応えています。
ただ、おそらく唯一の出版物になる見込みから、価格&ページ的にオールラウンドを目指した為か、同社の 「ストラトスフォービジュアルブック」等と較べても幾分散漫な構成になったのが惜しまれるところです。
EMOTION the Best タクティカルロア DVD-BOX
この作品は現代海戦アクションを題材としている珍しい作品です。
異常気象による海面上昇と大気流の不安定化に端を発する第二の大航海時代を舞台に、台頭する海賊に立ち向かう女性だけで運用される民間護衛艦の奮闘と、クルーの葛藤、恋愛を描いた作品です。
このアニメの評価されるべき点は、現代の艦対艦戦闘を徹底的に研究してその魅力を最大限引き出した事と、創りこまれた世界観・兵器考証、人物背景だとおもいます。
ストーリーは、女性の社会進出に対しての男性社会の現実を皮肉っていてとても興味深いし、当時先進国の軍隊では珍しかった前線部隊で戦う女性を真面目に考証して人物背景に反映しているので説得力がある。時代を先取りした兵器郡は近未来海戦SFの名に恥じないもので、近年になって現実に先進国海軍で実現された装備がちょこちょこある程です。
しかし、放映された時期が「電車男」や「涼宮ハルヒの憂鬱」等が放映されて、社会のサブカルチャーへの関心と興味が高まった時期だったせいなのか、ストーリーの方向性が迷走した感があり、特に日常パートではそれが顕著だった。
第一に主人公は一応男性なのですが、このキャラクター、人物背景が非常におざなりで何らかの要因で後から付け足されたキャラっぽさがあふれているうえ、戦闘や海の上(船に同乗しているにもかかわらず)では、まったくと言うほど登場せずに港などの陸になると思い出したかのように登場する。
第二にストーリーの大筋は近未来SFなのだが、日常パートではお色気シーンを乱発したりするなど「フルメタル・パニック!?」に代表されるようなライトSFを無理やり、当時流行していた萌えアニメにするために無駄な努力をしていたりする。(スタッフですらそれを公認しているほど)
だが、その中でも光る名作足りえる脚本がすばらしく、特に主人公の男と艦載機のパイロットとのラブストーリーは前述の短所を差し引いてもおつりが来るほど良い脚本だったと思う。ただ、主人公の義理の姉との三角関係も後付けシナリオな印象が強くここも評価につながらなかった要因の一つだと思われ?
個人的にはとてもいい作品だと思うのですが、長所と短所がお互いを相殺してしまい、視聴者の評価が分かれてしまう作品となってしまった。
お色気シーンに目を瞑れば良作という特徴的な作品だと思います。
異常気象による海面上昇と大気流の不安定化に端を発する第二の大航海時代を舞台に、台頭する海賊に立ち向かう女性だけで運用される民間護衛艦の奮闘と、クルーの葛藤、恋愛を描いた作品です。
このアニメの評価されるべき点は、現代の艦対艦戦闘を徹底的に研究してその魅力を最大限引き出した事と、創りこまれた世界観・兵器考証、人物背景だとおもいます。
ストーリーは、女性の社会進出に対しての男性社会の現実を皮肉っていてとても興味深いし、当時先進国の軍隊では珍しかった前線部隊で戦う女性を真面目に考証して人物背景に反映しているので説得力がある。時代を先取りした兵器郡は近未来海戦SFの名に恥じないもので、近年になって現実に先進国海軍で実現された装備がちょこちょこある程です。
しかし、放映された時期が「電車男」や「涼宮ハルヒの憂鬱」等が放映されて、社会のサブカルチャーへの関心と興味が高まった時期だったせいなのか、ストーリーの方向性が迷走した感があり、特に日常パートではそれが顕著だった。
第一に主人公は一応男性なのですが、このキャラクター、人物背景が非常におざなりで何らかの要因で後から付け足されたキャラっぽさがあふれているうえ、戦闘や海の上(船に同乗しているにもかかわらず)では、まったくと言うほど登場せずに港などの陸になると思い出したかのように登場する。
第二にストーリーの大筋は近未来SFなのだが、日常パートではお色気シーンを乱発したりするなど「フルメタル・パニック!?」に代表されるようなライトSFを無理やり、当時流行していた萌えアニメにするために無駄な努力をしていたりする。(スタッフですらそれを公認しているほど)
だが、その中でも光る名作足りえる脚本がすばらしく、特に主人公の男と艦載機のパイロットとのラブストーリーは前述の短所を差し引いてもおつりが来るほど良い脚本だったと思う。ただ、主人公の義理の姉との三角関係も後付けシナリオな印象が強くここも評価につながらなかった要因の一つだと思われ?
個人的にはとてもいい作品だと思うのですが、長所と短所がお互いを相殺してしまい、視聴者の評価が分かれてしまう作品となってしまった。
お色気シーンに目を瞑れば良作という特徴的な作品だと思います。