どらン猫(こ)小鉄 (アクション・コミックス)
『じゃりン子チエ』のスピンオフ。
子鉄がチエに飼われる以前の話です。
登場人物は猫のみ。
予・予告編は子鉄が初めて目を覚ました時の話と、
初めて「必殺たまつぶし」を使った時の話で、
番外編にも登場する「ガタロの梅若」との決闘が描かれます。
予告編は子鉄がケンカが大嫌いになった話。
それぞれ実質4ページずつです。
本編は黒澤明 監督の映画『用心棒』をモチーフとしており、
九州のある、猫だけが住む街での抗争に子鉄が首を突っ込むことから始ります。
ここでは子鉄の額に三日月型の傷ができた理由と
「月の輪の雷蔵」となった由来が明かされます。
チエ・子鉄・はるきさんが好きなので、とても気に入りました。
文庫の"どらン猫"シリーズのひとつとして再販すれば良いのにと思います。
子鉄がチエに飼われる以前の話です。
登場人物は猫のみ。
予・予告編は子鉄が初めて目を覚ました時の話と、
初めて「必殺たまつぶし」を使った時の話で、
番外編にも登場する「ガタロの梅若」との決闘が描かれます。
予告編は子鉄がケンカが大嫌いになった話。
それぞれ実質4ページずつです。
本編は黒澤明 監督の映画『用心棒』をモチーフとしており、
九州のある、猫だけが住む街での抗争に子鉄が首を突っ込むことから始ります。
ここでは子鉄の額に三日月型の傷ができた理由と
「月の輪の雷蔵」となった由来が明かされます。
チエ・子鉄・はるきさんが好きなので、とても気に入りました。
文庫の"どらン猫"シリーズのひとつとして再販すれば良いのにと思います。
帰って来たどらン猫 アンちゃんて誰やねん編 (双葉文庫 は 4-50 名作シリーズ)
今風に言えば、名作『じゃりン子チエ』のスピン・オフ。
だけどやっぱり個人的には『チエちゃんのこぼれ話』と言いたい。
『じゃりン子チエ』のストーリーの特徴。
それは独特の『ぬる〜〜いキレ』。
主人公が快刀乱麻、バッサバッサと敵を倒す・・・みたいな展開には絶対ならない。
読者が『行け!テツ!!』と思うと、なぜかテツはずっこけるし、
『あんなヤツ、やっつけろ、チエちゃん!』と思うと、なぜかヘンな邪魔が入る。
この作者、カタルシスを拒否しているんじゃないかって思ったりする。
今回もジュニアだって小鉄だって、なぜか大事な所でずっこける。
なんだかんだ、ラッキーとか偶然が手伝って、めでたしめでたしになる。
なんかそう言う、微妙に読者を裏切る感じ。
きっと作者はヒーロー的な正義を、ハナっから信じてないのかも。
そんなへそ曲がりな所が、やっぱり魅力なのかな。
だけどやっぱり個人的には『チエちゃんのこぼれ話』と言いたい。
『じゃりン子チエ』のストーリーの特徴。
それは独特の『ぬる〜〜いキレ』。
主人公が快刀乱麻、バッサバッサと敵を倒す・・・みたいな展開には絶対ならない。
読者が『行け!テツ!!』と思うと、なぜかテツはずっこけるし、
『あんなヤツ、やっつけろ、チエちゃん!』と思うと、なぜかヘンな邪魔が入る。
この作者、カタルシスを拒否しているんじゃないかって思ったりする。
今回もジュニアだって小鉄だって、なぜか大事な所でずっこける。
なんだかんだ、ラッキーとか偶然が手伝って、めでたしめでたしになる。
なんかそう言う、微妙に読者を裏切る感じ。
きっと作者はヒーロー的な正義を、ハナっから信じてないのかも。
そんなへそ曲がりな所が、やっぱり魅力なのかな。
はるき悦巳短編全集 力道山がやって来た (ビッグコミックススペシャル)
自分は中学生の頃「じゃりン子チエ」を読んで以来、
「日の出食堂の青春」も「ガチャバイ」も「どらン猫小鉄」シリーズも全て読むほどはるき作品のファンになってしまいました。
高校生の頃じゃりン子チエのファンサイトでこの本に収録されている単行本未収録作品の存在を知り、「単行本化されないかな」と思ってから9年、
これらの単行本未収録作品+幻の初期作品集「舌町物語」からの短編3編+はるきさんが漫画描き始めた頃の未発表作品を収録した単行本が発売されると知り感激でした。
個人的に「伝説」と未発表作品の「翔と影絵」「待つ戦士たち」は「じゃりン子チエ」等のコメディ作品とは違いはるきさんの作品のもう一つの世界観が見られたような気がします(「どらン猫小鉄」も似たような感じですが)。
個人的に90年代に発表された短編作品が面白かったです。
出てくる人がみな温かい「オッペラ甚太」
腹違いの兄弟が再会するという普通なら暗くなりがちな題材だが、実際に読んでみるとさわやかさを感じる「西の幸福」。
売れない漫画家の青年と一癖も二癖もある元気な4人の老人が出てくる「夏の虫」(個人的にはこの作品集で一番好きな作品)
エッセイ漫画風の「すがすがしい1日」、
乱暴なのにどこか憎めないテツみたいな男が出てくる「エンゼル」
などが個人的にお気に入りです。
あと80年の作品ですが「力道山がやって来た」はラストで少し涙しそうになりました。
それと主人公の咲が安っさんというオヤジに言っていた
「格好で人嫌うような人間はカスやて先生ゆうとったど」と言うセリフは名言だと思います。
あと、はるきさんの作品の絵はアナログな感じはしますが決して古い感じはしないです。多分、十年後に読んでも古くは感じないと思います。
すばらしい作品集ですが星を4つにしたのは装丁が不満(普通の青年誌のコミックス(ワイド版ではない方)に無理やり沢山ページをつけた感じ。何回も繰り返し読んでいたらページが中で割れそうです。)だからです。もう少し値段を上げても良かったから愛蔵版の様なしっかりとした装丁にして欲しかったです。そこだけ残念です。
「日の出食堂の青春」も「ガチャバイ」も「どらン猫小鉄」シリーズも全て読むほどはるき作品のファンになってしまいました。
高校生の頃じゃりン子チエのファンサイトでこの本に収録されている単行本未収録作品の存在を知り、「単行本化されないかな」と思ってから9年、
これらの単行本未収録作品+幻の初期作品集「舌町物語」からの短編3編+はるきさんが漫画描き始めた頃の未発表作品を収録した単行本が発売されると知り感激でした。
個人的に「伝説」と未発表作品の「翔と影絵」「待つ戦士たち」は「じゃりン子チエ」等のコメディ作品とは違いはるきさんの作品のもう一つの世界観が見られたような気がします(「どらン猫小鉄」も似たような感じですが)。
個人的に90年代に発表された短編作品が面白かったです。
出てくる人がみな温かい「オッペラ甚太」
腹違いの兄弟が再会するという普通なら暗くなりがちな題材だが、実際に読んでみるとさわやかさを感じる「西の幸福」。
売れない漫画家の青年と一癖も二癖もある元気な4人の老人が出てくる「夏の虫」(個人的にはこの作品集で一番好きな作品)
エッセイ漫画風の「すがすがしい1日」、
乱暴なのにどこか憎めないテツみたいな男が出てくる「エンゼル」
などが個人的にお気に入りです。
あと80年の作品ですが「力道山がやって来た」はラストで少し涙しそうになりました。
それと主人公の咲が安っさんというオヤジに言っていた
「格好で人嫌うような人間はカスやて先生ゆうとったど」と言うセリフは名言だと思います。
あと、はるきさんの作品の絵はアナログな感じはしますが決して古い感じはしないです。多分、十年後に読んでも古くは感じないと思います。
すばらしい作品集ですが星を4つにしたのは装丁が不満(普通の青年誌のコミックス(ワイド版ではない方)に無理やり沢山ページをつけた感じ。何回も繰り返し読んでいたらページが中で割れそうです。)だからです。もう少し値段を上げても良かったから愛蔵版の様なしっかりとした装丁にして欲しかったです。そこだけ残念です。
じゃりン子チエ 劇場版 [DVD]
前に高畑監督だったか作画の大塚さんだったかおっしゃってたんですが、登場人物が立て並びになって歩いている所を横から見せているシーンがあるんですが、そのときに一人一人の歩幅や歩く早さを変えてると。
そういうところにもキャラクターそれぞれの個性が生きているし、そういうことでこんなに漫画漫画している絵なのに真実味があり、何度もの鑑賞、また何年も経った現在の鑑賞にも堪えうるんだと思います。
とにかく大好きな作品です。大阪で何度も何度も放映されているというのは伊達ではないですよね。みんなに見てもらいたい作品です。
そういうところにもキャラクターそれぞれの個性が生きているし、そういうことでこんなに漫画漫画している絵なのに真実味があり、何度もの鑑賞、また何年も経った現在の鑑賞にも堪えうるんだと思います。
とにかく大好きな作品です。大阪で何度も何度も放映されているというのは伊達ではないですよね。みんなに見てもらいたい作品です。
じゃりン子チエ DVD-BOX(4)
このBOXでチエちゃんのテレビシリーズは終わりですが、更に
関西地方のみで継続された続編もBOXシリーズで登場します。
その前に、ここまでは鑑賞しておきましょう。
登場人物もぐんと増えてきてます。
関西地方のみで継続された続編もBOXシリーズで登場します。
その前に、ここまでは鑑賞しておきましょう。
登場人物もぐんと増えてきてます。