あなたのブルース/うしろ姿
日本歌謡曲の真髄。「ザ カヨウキョク」です。最近のジャンルは「演歌」の表現をしてますが、元々は「艶歌」の表現でした。本来は「歌謡曲」が正しいと思います。“矢吹 健”は歌心&女心の表現者としては、第一人者ですね。CDのシングルが他では手に入りませんが、流石はアマゾンです。
幻の名盤解放歌集 テイチク編 藤本卓也作品集・真赤な夜のブルース
60~70年代に数々の奇怪な曲を残した作曲家・藤本卓也の作品をあつめた幻の名盤シリーズの一枚。
藤本には「待っている女」やこのCDのトラック1「あなたのブルース」などヒット曲もあるが、それら含め藤本の作品は、曲調やアレンジが狂気に満ちあふれた凄い作品揃い。
彼のテイチクでの仕事のうち、もっとも毒性の強い作品が集められており、聴けば血液が沸騰せんばかりのカルチャーショックを受けること請け合いである。60年代は、こんな曲が許されたのである。
矢吹健の曲が多いが、どれもこれも血の混じった泥の匂いのする異常な曲ばかり。彼の歌唱力は別な方向に生かされるべきだったのだろう。
そのほかに目を向ければ、藤本の隠れた代表曲「まぼろしのブルース」が2バージョン収録されているほか、梅宮辰夫のエロ歌謡もヒドいの一言。時代が許した藤本イズム。21世紀に誰も継承しない世界を、いま。
藤本には「待っている女」やこのCDのトラック1「あなたのブルース」などヒット曲もあるが、それら含め藤本の作品は、曲調やアレンジが狂気に満ちあふれた凄い作品揃い。
彼のテイチクでの仕事のうち、もっとも毒性の強い作品が集められており、聴けば血液が沸騰せんばかりのカルチャーショックを受けること請け合いである。60年代は、こんな曲が許されたのである。
矢吹健の曲が多いが、どれもこれも血の混じった泥の匂いのする異常な曲ばかり。彼の歌唱力は別な方向に生かされるべきだったのだろう。
そのほかに目を向ければ、藤本の隠れた代表曲「まぼろしのブルース」が2バージョン収録されているほか、梅宮辰夫のエロ歌謡もヒドいの一言。時代が許した藤本イズム。21世紀に誰も継承しない世界を、いま。
異空間ステージ花咲ける青少年The Budding Beauty in The Oriental Blue Wind [DVD]
原作も前作も全く知らなかったので、あまり期待せずに観ました。
でも、、思ったより面白かったですよ。。
ソマンド役の拡樹さん、登場シーンはそれほど長くはないけれど、
今回もまた素敵な歌声(オペラっぽい歌い方やっぱりいい声)
迫力ある演技を見せてもらえて、、さすがですね。
特典映像も全く期待せずに観ていたら、
大人5人の方々の青春時代の写真が、、。
各々、意外な一面を披露してくれて、すごく面白かった。
中でもやっぱり拡樹さん、ただものじゃないなぁ。
そして説明している拡樹さん、美しすぎる。。
ほかに若者たちの座談会、寿里さんのウォーキングレッスンも楽しかった。
でも、、思ったより面白かったですよ。。
ソマンド役の拡樹さん、登場シーンはそれほど長くはないけれど、
今回もまた素敵な歌声(オペラっぽい歌い方やっぱりいい声)
迫力ある演技を見せてもらえて、、さすがですね。
特典映像も全く期待せずに観ていたら、
大人5人の方々の青春時代の写真が、、。
各々、意外な一面を披露してくれて、すごく面白かった。
中でもやっぱり拡樹さん、ただものじゃないなぁ。
そして説明している拡樹さん、美しすぎる。。
ほかに若者たちの座談会、寿里さんのウォーキングレッスンも楽しかった。
フリースタイル26 特集 マンガにとって「絵」とはなにか
画集が出るタイプ(&マンガを描かなくなるタイプ)のマンガ家、江口、上條両氏がどんなものに影響を受け、どういう考えを持って絵を描いてきているか、また現在注目している作家についてなどの話は興味深いが、特集のタイトルである『マンガにとって「絵」とはなにか』という内容には全くなっていないのは残念。
別の人選でもいいので、もう一度このテーマで特集をやったものを読みたい。以前twitter上で起きたマンガ背景論争で冷静で的確な発言をしていた、とり・みき、さそうあきら、ゆうきまさみ(全員ひらがな!)あたりが適任かもしれない。
別の人選でもいいので、もう一度このテーマで特集をやったものを読みたい。以前twitter上で起きたマンガ背景論争で冷静で的確な発言をしていた、とり・みき、さそうあきら、ゆうきまさみ(全員ひらがな!)あたりが適任かもしれない。
フリースタイル27 特集:ジャイアン・スピークス! たてかべ和也インタビュー
特集のたてかべ和也インタビューは出色の面白さ。ゴリライモや勿論ジャイアンで「ガキ大将」のパブリックイメージを我々に刷り込んだ方だが、ご本人の話ぶりもそれ以上に豪放。日本声優界の歴史的証言としても極めて貴重。日本のアニメーション業界が段々と巨大産業化していった過程が如実に判る。
ピチカート・ファイヴと電気グルーヴで1990年代以降の日本のポップミュージックの最もラジカルな部分を担ってきた小西康陽と石野卓球による対談は縮小を余儀無くされる音楽業界への諦念と、その中でサヴァイヴしてきた矜持の両面が覗けて大変に興味深いが両人をしてこの境地にさせる邦楽の現状には暗憺たる気持にさせられる。しかしピエール瀧が電気グルーヴに加入した経緯は笑える。
矢吹申彦の「文人ごはん」は伊丹十三への切々とした回想が心に染みる。『日本世間噺大系』を読み返すことを決意する。しかし偽物を徹底的に嫌悪した伊丹十三が存命なら今の欺瞞だらけの日本社会を見てどんな感想を抱くだろうか。
ピチカート・ファイヴと電気グルーヴで1990年代以降の日本のポップミュージックの最もラジカルな部分を担ってきた小西康陽と石野卓球による対談は縮小を余儀無くされる音楽業界への諦念と、その中でサヴァイヴしてきた矜持の両面が覗けて大変に興味深いが両人をしてこの境地にさせる邦楽の現状には暗憺たる気持にさせられる。しかしピエール瀧が電気グルーヴに加入した経緯は笑える。
矢吹申彦の「文人ごはん」は伊丹十三への切々とした回想が心に染みる。『日本世間噺大系』を読み返すことを決意する。しかし偽物を徹底的に嫌悪した伊丹十三が存命なら今の欺瞞だらけの日本社会を見てどんな感想を抱くだろうか。