ウィ・アー・オール・アローン
白人R&Bを出自とし、現在はファンクからAORまで幅広く歌うシンガー:Boz Scaggs。1976年発表の、彼の代表曲が「We're All Alone」である。AORの金字塔的な名曲で、あのTOTO誕生の切っ掛けになった曲でもある。歌いやすいラヴ・バラードである事から、多くのアーティストにカバーされている。
演奏より1テンポ遅れて始まる、出だしのメロディーが、独特で印象的。対して、コーラス部分はバラードの王道と言った感じで盛り上がって行く。
Alone が一人ぼっち、という意味である事から、「僕らは結局、一人ぼっちなんだ」という誤った解釈が一部で広まってしまっているが。「明かりを消して、抱き合おう」という歌なので、当然、「僕らは二人きりさ」が正しい訳である。更に、
ヴァース#1が ♪外は雨が降り始め、止む気配はない(屋内)となっているのに対し。
ヴァース#2が ♪忘れられた、あの洞窟まで泳いで行こう(屋外)となっていて、場面が整合しない為、「時間の穴」なのではないか?という解釈をする人まで出てしまっている(苦笑)が。若い頃、二人きりになれる秘密の洞窟まで泳いで行った想い出がある、と見るのが普通だろう。
1976年はまだ生まれていない自分が、初めて出会ったのは、実は、Unplugged versionの方だった。『Fade Into Light』 発表を期に来日しており、その紹介が休日の昼番組で流れたのである。新録音なので音質は良かったのだが、ウェットな曲調に対し、加齢による声の掠れが少々目立っていた。やっぱり若い頃の方が良いかなと思って、後から追加で買ったのが当シングル盤だった。音響機材の古さは感じるが、やはり声が今より数段澄んでいるので、聴くなら、オリジナル音源が良いと思う。
中でも、『ヒッツ!』 のリマスター盤は他と比べても音質がクリアだと、高い評価を得ているので、特にお勧めである。
Coupling/With の「リド・シャッフル」はベースの効いた「人生一発勝負!」ソング。R&Bを歌う、別のボズが楽しめる。主人公、勝負には負けてしまった様だが、懲りずにまた勝負しそうな、明るい雰囲気が良い。
演奏より1テンポ遅れて始まる、出だしのメロディーが、独特で印象的。対して、コーラス部分はバラードの王道と言った感じで盛り上がって行く。
Alone が一人ぼっち、という意味である事から、「僕らは結局、一人ぼっちなんだ」という誤った解釈が一部で広まってしまっているが。「明かりを消して、抱き合おう」という歌なので、当然、「僕らは二人きりさ」が正しい訳である。更に、
ヴァース#1が ♪外は雨が降り始め、止む気配はない(屋内)となっているのに対し。
ヴァース#2が ♪忘れられた、あの洞窟まで泳いで行こう(屋外)となっていて、場面が整合しない為、「時間の穴」なのではないか?という解釈をする人まで出てしまっている(苦笑)が。若い頃、二人きりになれる秘密の洞窟まで泳いで行った想い出がある、と見るのが普通だろう。
1976年はまだ生まれていない自分が、初めて出会ったのは、実は、Unplugged versionの方だった。『Fade Into Light』 発表を期に来日しており、その紹介が休日の昼番組で流れたのである。新録音なので音質は良かったのだが、ウェットな曲調に対し、加齢による声の掠れが少々目立っていた。やっぱり若い頃の方が良いかなと思って、後から追加で買ったのが当シングル盤だった。音響機材の古さは感じるが、やはり声が今より数段澄んでいるので、聴くなら、オリジナル音源が良いと思う。
中でも、『ヒッツ!』 のリマスター盤は他と比べても音質がクリアだと、高い評価を得ているので、特にお勧めである。
Coupling/With の「リド・シャッフル」はベースの効いた「人生一発勝負!」ソング。R&Bを歌う、別のボズが楽しめる。主人公、勝負には負けてしまった様だが、懲りずにまた勝負しそうな、明るい雰囲気が良い。